みなさん、チュース!
今回は、初級者でも使える英語を、漫画の名言で覚えてみましょう。
ということで今回は、名作スラムダンクを見尽くした私が、日本語でも英語でもためになるスラムダンク名言ベスト3をシェアいたします。
第3位
I’m a phenom. 天才ですから
出典:Slam Dunk
教科書のように直訳すると「私は天才です」。この英文法は基礎中の基礎、中1レベルですが、実は色々な場面で応用ができます。
I’m 〇〇.
和訳すると「私は〇〇です」。つまり〇〇を応用することで、いくらでも自己表現ができてしまいます。
- I’m Hanamichi.
- I’m a Japanese.
- I’m hungry.
- I’m at home.
さらに、英語初級者の方は自己紹介の際、まず間違いなく”My name is 〇〇”と言ってしまうでしょう。これも悪くはないが、聞こえ方としてはちょっとお堅い。
かしこまった場ならば、”my name is~” でも良いですが、例えば友人を紹介された場合などのカジュアルな場では、”I’m~”と言う方が自然です。
このように、I’m 〇〇は基礎中の基礎なので、超初級者の方は”I’m a phenom(天才ですから)”と言うことから始めてみましょう。
超初級者でない方ならば、この程度のことなど解説してくれるなと、さらに天才ってgeniusじゃないの、とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかしながら、英語版スラムダンクのこの場面で使われている単語はphenomになります。 これはphenomenonの短縮形でくだけた言い方です。この意味を知らなかった方は、是非今日から使ってみてくださいね。
第2位
I really want to play basketball… (安西先生・・・)バスケが・・・したいです・・・
出典:Slam Dunk
ヒザの怪我をきっかけに不良になってしまったミッチーが、恩師の安西先生に会った時に・・・ おっとこれ以上言ったらネタバレだ。
直訳は「私は本当にバスケットボールがしたいです」ということになります。Reallyが入ることで、ミッチーが心底バスケがしたかったという心情が伺えますね。
I want to 〇〇.
和訳すると「私は〇〇したい」という意味ですね。これも〇〇の部分を自分のしたいことで応用すれば、自分の欲望を相手に伝えることができます。例えば、
- I want to go shopping.
- I want to have(eat) something.
これを上述のI’m 〇〇と組み合わせて使うと、
I’m hungry, so I want to have something.
おお!それっぽいことが言えるではありませんか。これで、海外旅行中に餓死する可能性が極めて低くなります。もはやパスポートさえあれば海外旅行にいつでも行けてしまいます。ちなみに、この場合の”so”は「だから」という意味になります。
さらに、want toをwanna(米wὰnə, 英w`ɔnə)と発音すると、自然なちょっとかっちょいい英語になります。映画を英語字幕で観ると、ほとんどの場合want toではなくwannaと表記されています。
ただし、wannaは話し言葉なので、文章で書く場合にはwannaとは書かずにwant toと書きましょう。
第1位 King of 名言
If you give up now, the game will be over. 諦めたらそこで試合終了だよ
出典:Slam Dunk
名言を多く残した安西光義先生(通称、安西先生)は、作者の井上雄彦先生と同じくらい偉大です。この名言はスラムダンクを読んだことのない人でも、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
直訳は「もしあなたが今ギブアップするなら、ゲームは終了するだろう」。
何だよ、スゲー味気ないじゃねぇか。そうなんです、英訳されるとあの白髪仏(white hair Buddha)こと安西先生の名言も印象が薄くなってしまうんです。
ちなみに、ゴリの「バカもの!」や、流川の「どあほう」も”idiot”の一言で終わってしまうのでなんだか残念なのです。
ともあれ、この英文はking of 名言の名にふさわしい、英語初級者にとってためになる文法で構成されています。
If ~, 〇〇 .
和訳すると「もし~ならば、○○」。この技法をこれまでのtechniqueと組み合わせると、
I’m hungry. If you are hungry too, I really want to go to a Japanese restaurant.
もはや完全に英語を話しているではありませんか!ちなみに、この場合の”too”は、「~も」という意味になります。
さらに、この名言にはwillが入っています。willは未来のことを表現する際に使います。will go, will come, will haveなどwillの直後に何かしたいことを続ければ、この後のことを説明することができます。
また、be overというphrasal verbも入っていますが、これは「終わる」という意味。初級者は”finish”などの単語を使いがちですが、be overはよく使われる表現なので、使えるようにしておくとこなれた感じになります。
Conclusion
いかがでしたでしょうか?
よく知られた名言を英語にしてみることで、少し英語が楽しくなったのではないでしょうか。名言などと一緒に覚えることで、記憶の定着を助けてくれる効果があります。
その他、スラムダンクのキャラクター名言バージョンの記事もあるので、よろしければ是非覗いてみてくださいね。