みなさん、メルハバ。
親日国トルコの空の玄関口となるのが首都イスタンブールのイスタンブール空港になりますが、空港に到着したらできるだけ早く快適に料金も安くイスタンブール市内まで移動したいですよね?
そこで今回は、イスタンブール空港からイスタンブール市内への行き方の最新情報を、実際にトルコを旅した筆者がシェアいたします。
イスタンブール空港から市内への行き方
2024年8月現在、イスタンブール空港からイスタンブール市内への旅行者向けの移動方法は、下記のとおりです。
移動手段 | 料金 | 快適さ | 所要時間 |
---|---|---|---|
地下鉄(メトロ) | ◎(安い) | ○(ぼちぼち) | ○(ぼちぼち) |
空港バス (エアポートバス) | ○(ぼちぼち) | ○(ぼちぼち) | ○(ぼちぼち) |
タクシー | △(高い) | ◎(快適) | ◎(短い) |
空港送迎サービス | 手配方法による | ◎(快適) | ◎(短い) |
この記事では、旅行者におすすめの地下鉄(メトロ)、空港バス、空港送迎サービスついて、その特徴とメリット・デメリットを解説していきます。
地下鉄(メトロ)
イスタンブール空港からイスタンブール市内までは、鉄道(地下鉄)で移動できます。
地下鉄(メトロ)移動のメリット・デメリットは下記の通りです。
電車移動はもっともリーズナブルな方法で、道路状況に左右されないので移動時間も読みやすいのがメリットです。
ただし、滞在先として人気の旧市街や新市街に行くには、最低でも1回の乗り換えが必要になり、降車駅からは自力でホテルまで移動しなければいけないので、荷物が多いと少々面倒です。
地下鉄(メトロ)がおすすめの方
- 最安料金で移動したい方
- 荷物の少ない方
イスタンブール空港駅から市内への行き方
イスタンブール空港駅から市内(旧市街・新市街)への、大まかな移動方法は下記のとおりです。
İstanbul Havalimanı(イスタンブール空港)駅
↓ M11ライン(薄紫)
Gayrettepe(ガイレッテペ)駅
↓ M2ライン(緑)
新市街・旧市街方面へ
※上記の色は、路線図の色を表しています。
ガイレッテペ駅でM2ラインに乗り換え後は、行き先によって降車駅が変わります。
新市街なら、タクスィム駅周辺が観光拠点として便利で、乗り換えは1回で済みます。
旧市街なら、スルタンアフメット駅周辺が観光拠点として便利で、乗り換えは2〜3回必要です。
料金・所要時間など
イスタンブール空港~ガイレッテペ間(M11ライン)の、詳細は下記の通りです。
イスタンブール空港~ガイレッテペ間は、料金はわずか100円程度で、約30分で移動できます。
ガイレッテペ駅からは、目的地によって料金や所要時間が変わってきます。
イスタンブール空港駅への行き方
イスタンブール空港から地下鉄(メトロ)に乗るには、イスタンブール空港駅に移動します。
到着ロビーに出ると、メトロの赤いUのマークで案内が出ているので、案内通りに進めば迷うことはないでしょう。
イスタンブール空港駅へは、到着ロビーのGATE11を出て約300m(約6分)歩きます(上記マップ参照)。
イスタンブール空港駅までの行き方は、イスタンブール空港の公式YouTubeチャンネルの動画解説(上記動画:約1分)もわかりやすいので、一度チェックしておくと安心でしょう。
空港バス(エアポートバス)
イスタンブール空港からイスタンブール市内の主要エリアまでは、Havaist(ハワイスト)というエアポートバスが運行しています。
エアポートバスのメリット・デメリットは下記の通りです。
エアポートバスは、電車と比べれば少々割高ですが、乗り換えがなく荷物を自分で運ぶ必要がないので、快適に移動できます。
ただし、バスを降りたら自力でホテルまで移動する必要があり、朝や夕方などのラッシュアワーは、移動時間が長くなるので留意しておきましょう。
エアポートバスがおすすめの方
- なるべく安く、快適に移動したい方
- 荷物の多い方
運行路線・料金・所要時間など
エアポートバスは、イスタンブール空港~イスタンブール市内を11路線運行しています。
旅行者が使いやすい路線は、下記の4ルートです。
HVIST-5 Otogar (Esenler) オトガル行き
イスタンブール到着後、長距離バスでカッパドキアなどの他の都市に移動する方には、HVIST-5オトガル(長距離バスターミナル)行きのルートがおすすめです。
オトガル行きバスの詳細は、下記のとおりです。
オトガル行きのバスは、日中はだいたい30分に1本のペースで、早朝から夜遅くまで運行しています。
オトガル周辺には、イスタンブール市内を走るメトロのオトガル駅、大型ショッピングモール、宿もいくつかあるので非常に便利です。
HVIST-16 Taksim タクスィム行き
新市街に行きたい方には、HVIST-16タクスィム行きのルートがおすすめです。
タクスィム行きバスの詳細は、下記のとおりです。
タクスィム行きのバスは、日中はだいたい30分に1本のペースで、24時間運行しているので非常に便利です。
タクスィムのバス停の近くには、メトロのタクスィム駅があるので、旧市街などにも移動しやすいです。
また、新市街の見どころの、タクスィム広場やイスティクラール通りもすぐそばにあるので、観光もしやすいです。
HVIST-12 Aksaray Metro アクサライメトロ行き
旧市街に行きたい方には、HVIST-12アクサライメトロ行きのルートがおすすめです。
アクサライメトロ行きバスの詳細は、下記のとおりです。
アクサライメトロ行きのバスは、日中は25~30分に1本のペースで、24時間運行しているので非常に便利です。
アクサライメトロのバス停は、地下鉄駅のアクサライ駅付近にあります。
旧市街のスルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)やアヤソフィアなどに行く場合は、トラムに乗り換えて、スルタンアフメット駅まで移動しましょう。
HVIST-14 Kadıköy カドゥキョイ行き
イスタンブールのアジア側に行きたい方には、HVIST-14カドゥキョイ行きのルートがおすすめです。
カドゥキョイ行きバスの詳細は、下記のとおりです。
カドゥキョイ行きのバスは、日中は1時間に1本のペースで、24時間運行しているので非常に便利です。
カドゥキョイのバス停は、フェリーターミナルの前にあります。
イスタンブールのアジア側を旅の拠点にする方は少ないかと思われますが、フェリーターミナルも近いのでアクセス良好です。
バス乗り場
エアポートバスのバス乗り場は、空港の地下フロアにあり、到着ロビーの出口付近にあるエレベーターとエスカレーターでアクセスできます。
バスターミナルのフロアに降りると、上の階に戻るには荷物チェックを再度受けなければいけないので、トルコリラへの両替やSIMカードの購入が必要な方は、バスターミナルに移動する前に済ませておきましょう。
トルコで使えるeSIMに関しては、下記の記事にまとめてありますので、是非あわせて参考にしてみてください。
チケット購入方法
バスチケットは、下記3つの方法で購入できます。
Havaist公式サイトは英語翻訳が一部機能していないので、Googleの自動翻訳を英語に設定しておくと支払い手続きがしやすいです。
なお、カード決済であれば、もっともお得なミッドマーケットレートとわずかな手数料で、支払い決済とATMで現金引き出しができるWISEデビットカードがおすすめで、僕も愛用しています。
カード決済だけではなく、ATMからの現金引き出しも同条件ででき、出金手数料も毎月2回・最大3万円まで無料なので非常にお得です。
WISEデビットカードの詳細につきましては、下記の記事にまとめてありますので、是非あわせて参考にしてみてください。
空港送迎サービス
イスタンブール空港から市内のホテルまで、最速最短で楽に移動したい方は、空港送迎サービスがおすすめです。
空港送迎サービスのメリット・デメリットは下記の通りです。
空港送迎サービスは事前に手配をしておけば、現地でドライバーと合流するだけで目的地に移動できるので、もっとも快適で楽な方法です。
ただし、有料手配の場合は、料金は割高になります。
空港送迎サービスがおすすめの方
- 最速最短で快適に移動したい方
- カップルやご夫婦
- 複数人で旅行する方
- 深夜到着便の方
- コストは気にしない方
手配の方法
空港送迎サービスの手配は、滞在先のホテルやオンライン旅行会社で事前に予約できます。
オンライン旅行会社であれば、リーズナブルな価格でサービスに定評のあるklookだと、事前に日本語で予約できるので簡単で安心です。
また、車両は新車から3年未満のメルセデス・スプリンターバンか類似のもので、ゴルフバック等の大きな荷物も無料で運んでもらえるので快適です。
その他の詳細につきましては、下記の公式サイトにてご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
旅行者におすすめのイスタンブール空港から市内への行き方は、地下鉄(メトロ)、空港バス(エアポートバス)、空港送迎サービスの3つになります。
地下鉄(メトロ)移動は、最安料金で空港から市内に移動したい方におすすめです。
空港バス(エアポートバス)は、できるだけコストを抑えながら、少しでも楽に快適に移動したい方におすすめです。
空港送迎サービスは、もっとも割高な移動手段ですが、最速最短で楽に移動したい方や公共の交通機関を使うのが不安な方におすすめです。
その他、トルコ関連記事も下記にまとめてありますので、是非参考にしてみてください。