みなさん、スラマットゥンガハリ。
マレーシアの首都クアラルンプールは、東南アジアのハブ都市の1つでもありますが、空の玄関口となるのがクアラルンプール国際空港です。
そこで今回は、クアラルンプール国際空港からクアラルンプール市内へのおすすめの行き方を、2023年8月にクアラルンプールを旅した筆者がシェアさせていただきます。
なお、この記事ではマレーシアリンギットをMYRと記載します。
クアラルンプール国際空港
クアラルンプール国際空港は、クアラルンプール市内中心地から南に約60kmの位置にあります。
距離的には成田空港から東京区部と同じくらい離れているので、そこそこ距離があるとイメージできるかと思います。
クアラルンプール国際空港にはメインターミナル(KLIA)とターミナル2(KLIA2)があり、KLIA2はLCC専用のターミナルとなっています。
KLIAとKLIA2では交通手段が異なってくるので、どちらのターミナルに到着するか事前に確認しておきましょう。
空港からクアラルンプール市内への行き方
クアラルンプール国際空港(KLIA、KLIA2)からクアラルンプール市内への主な移動方法は、下記のとおりです。
- Grab(配車サービス)
- タクシー
- 鉄道(KLIAエクスプレス・KLIAトランジット)
- エアポートバス
- ホテルや旅行会社の送迎サービス
送迎サービスは、事前に各ホテルや旅行会社に予約をするだけなので簡単です。
ということでこの記事では、Grab、タクシー、鉄道、エアポートバスについて、その特徴とメリット・デメリットを解説していきます。
Grabカー(Grabタクシー)

空港からクアラルンプール市内への移動は、東南アジアでお馴染みの配車サービスGrabが利用できます。
Grabのメリット・デメリットは下記の通りです。
KLIAのGrabのピックアップポイント(乗り場)は、1階のDoor3&4になります。到着ロビーは3階なので、エレベーターなどで1階に移動しましょう。
KLIA2のGrabのピックアップポイントは、1階のDoor5になります。到着ロビーは2階なので、エレベーターなどで1階に移動しましょう。
Grabを使った際の、所要時間と料金の目安は下記のとおりです。

Grabがおすすめの旅人
- 目的地まで最速最短、楽に移動したい方
- 明朗会計が良い方
- 複数人で旅行する方
- 荷物の多い方
- 深夜到着便の方
タクシー
外国人観光客にとっては、Grabの方が明朗会計なので安心して利用しやすいですが、タクシーも利用できます。
タクシー移動のメリット・デメリットは下記の通り。
タクシーは、前払い制のエアポートタクシーと、通常のメータータクシーがあります。
また、タクシーの種類には、ノーマルな国産車、プレミアムな外国車、8人乗りのファミリータイプなどがあります。
タクシーを使った際の、所要時間と料金は下記のとおりです。
エアポートタクシーを利用する場合は、到着ロビーにあるタクシーカウンターで、行き先、人数、スーツケースの数を伝えて料金を支払い、クーポンを受け取ります。
目的地に到着したらクーポンの半券をドライバーに渡します。クーポン料金には高速料金なども含まれているため、追加料金を要求されても支払わないようにしましょう。
なお、エアポートタクシー、メータータクシー共に、深夜(0:00~6:00)は50%割増料金になります。

タクシーがおすすめの旅人
- 目的地まで最速最短、楽に移動したい方
- 複数人で旅行する方
- 荷物が多い方
- 深夜到着便の方
鉄道(KLIAエクスプレス・KLIAトランジット)

空港からクアラルンプール市内中心地までは、鉄道で移動できます。
鉄道移動のメリット・デメリットは下記の通りです。
空港と市内中心地のKLセントラル駅の間を運行する鉄道は、KLIAエクスプレスとKLIAトランジットの2種類あります。
KLIAエクスプレスは途中停車駅なし、KLIAトランジットは3つの駅で停車します(下記路線図参照)。

KLセントラル駅行きであれば、どちらの電車も運賃は変わらないので、KLセントラル駅まで行きたい方はKLIAエクスプレスに乗りましょう。
KLIAエクスプレスの運賃は、下記のとおりです。
区間 | 片道 | 往復 |
---|---|---|
KLIA1・2~KLセントラル | 大人:55MYR(約1,720円) 子ども:25MYR(約790円) | 大人:100MYR(約3,130円) 子ども:45MYR(約1,410円) |
KLIA1~KLIA2 | 大人:2MYR(約63円) 子ども:1MYR(約32円) | 大人:4MYR(約126円) 子ども:2MYR(約63円) |
空港~KLセントラル間の往復切符は、片道切符よりも若干お得になっています。
KLIAエクスプレスの運行時間、運行頻度、所要時間は下記の通りです(2023年8月1日~)。
KLIAトランジットの運賃(3つの停車駅のみ記載)は、下記のとおりです。
区間 | 片道 |
---|---|
KLIA1・2~Salak Tinggi | 大人:4.90MYR(約155円) 子ども:2.20MYR(約70円) |
KLIA1・2~Putrajaya & Cyberjaya | 大人:9.40MYR(約297円) 子ども:4.20MYR(約132円) |
KLIA1・2~Bandar Tasik Selatan | 大人:38.40MYR(約1,200円) 子ども:17.30MYR(約543円) |
KLIAトランジットの運行時間、運行頻度、所要時間は下記の通りです(2023年8月1日~)。
なお、切符の購入はKLIAの公式サイト(英語)からオンライン購入も可能です。

鉄道がおすすめの旅人
- 市内中心地まで最速最短で移動したい方
- 単身で旅している方(Grabやタクシーよりも安い)
- 鉄道ファン。
エアポートバス

空港からクアラルンプール市内中心地へのもっともリーズナブルな交通手段は、エアポートバスです。
エアポートバスのメリット・デメリットは下記の通り。
KLIAからは、到着ロビーから少し離れたバスターミナル(空港建物内)からバスが発着しています。
空港内には見やすいバスターミナルの案内表示があるので、そちらの方に歩いていけば迷うことなく辿り着けます。

バスターミナルには、バスチケットカウンター(上記画像)があるので、行き先と人数を伝えてチケットを購入しましょう。英語対応OKで、クレジットカード払いも可能です。
チケットの購入は、マレーシアエアポートの公式サイト(英語)からオンライン購入も可能です。
なお、シート番号を指定できましたが、バスの席にはシート番号が振られてなく、みんななんとなく適当に座っていたので留意しておきましょう。
KLIA発のエアポートバス詳細は下記の通りです。
運行頻度は30分に1本とありますが、僕が利用した際は18時発のバスで、出発まで40分くらい待ちました。
バスチケットカウンターの向かいにはローカルレストランがあるので、そちらで食事を済ませることも可能です。
僕は時間に余裕があったので、バスターミナルと到着ロビーの中間地点にあるフードコートまで一旦戻り、そこで食事を済ませました。
ちなみに、バスの中では飲食禁止で持ち込み不可なので、食事を摂る場合は乗車前に済ませておきましょう。

エアポートバスがおすすめの旅人
- 時間に余裕のある方
- とにかく安く済ませたい方
- 旅慣れしている方
まとめ
いかがでしたでしょうか?
クアラルンプール国際空港からクアラルンプール市内への一般的な行き方は、Grab、タクシー、鉄道、エアポートバスになります。
目的地まで最速最短で楽に移動したい方や深夜到着便の方は、Grabがおすすめです。
市内中心地まで最速で移動したい方は、鉄道移動が良いでしょう。
最安コストで市内中心地へ移動したい方、時間に余裕のある方は、エアポートバスがおすすめです。
クアラルンプールに慣れている方、マレー語を話せる方は、タクシーも移動手段の1つになるでしょう。
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