みなさん、こんにちは。
歴史的円安が続く昨今、海外旅行、海外留学、海外出張などの際には、少しでもお得に買い物をしたりご飯を食べたりしたいですよね?
そこで今回は、僕も愛用しているもっともお得な為替レートで決済できるWISEデビットカードについて、特徴・使用例・作り方まで、海外ノマド生活中の筆者が徹底解説いたします。
WISEとは
Wise(旧TransferWise)は、エストニア出身の2人の創業者によって2011年に設立された国際送金の専門業者です。
日本では2016年よりサービスを提供しており、関東財務局に免許登録もされています。
WISEの特徴は下記の通りです。
WISEではもっともお得なミッドマーケットレートを採用していて、両替手数料や送金手数料も他の業者と比べると非常に割安です。
各種手続きも、WISEのサイトやスマホアプリで簡単に操作できます。
WISEの海外送金の詳細につきましては、下記の記事にまとめてありますので、是非参考にしてみてください。
WISEデビットカードとは
国際送金に定評のあるWISEですが、WISE社が発行している世界中で使えるWISEデビットカードが非常に便利で、僕も実際に愛用しています。
※デビットカード・・・カードの支払いと同時に自身の口座から引き落としがされるカード。
WISEデビットカードの特徴は下記のとおりです。
詳細を解説していきます。
もっともお得な為替レート(ミッドマーケットレート)
WISEの為替レートは、銀行間のみで使われるミッドマーケットレートが使われています。
通常、外貨両替所やクレジットカードの為替レートは、このミッドマーケットレートにさらに手数料を加えた独自の為替レートを使っています。
しかし、WISEの為替レートはミッドマーケットレートで余計なコストが加えられてないため、もっともお得な為替レートといえます。
超低額な両替手数料
WISE口座に現地通貨がない場合、わずかな両替手数料が発生しますが、両替手数料は0.6%~(通貨によって異なる)と格安です。
クレジットカードの場合、カード会社の独自の為替レートに海外事務手数料(両替手数料)が2%~3%かかるので、WISEデビットカードの両替手数料は超低額といえます。
参考までに、日本人にとって両替する機会の多い通貨への両替手数料を、いくつか下記にピックアップします。
通貨 | 両替手数料 |
---|---|
米ドル(USD) | 0.52% |
ユーロ(EUR) | 0.50% |
英ポンド(GBP) | 0.54% |
オーストラリアドル(AUD) | 0.49% |
カナダドル(CAD) | 0.49% |
タイバーツ(THB) | 0.75% |
台湾ドル(TWD) | 0.97% |
韓国ウォン(KRW) | 0.77% |
中国人民元(CNY) | 1.10% |
例えば、WISE口座にある日本円から米ドルで支払いをしたりATMで現金を引き出した場合、発生する手数料は両替手数料のわずか0.52%で済みます。
クレジットカード払いだと最低でも2%の手数料がかかるので、WISEデビットカードを使うと約1.5%以上もお得です。
なお、もしWISE口座内に米ドルがあれば、両替手数料は一切かかりません。
海外ATMで現金を引き出せる
WISEデビットカードはカード決済だけではなく、海外のATMで現地の通貨を引き出すこともできます。
WISEデビットカードを使って、海外ATMで現金引き出しをした時の手数料は下記の通りです。
海外ATM手数料は、毎月3万円まで(2回まで)は無料で、既述のとおり通貨によってわずかに両替手数料がかかります。
現地ATM利用手数料は、ATMによってかかる場合があります。
しかし、WISEデビットカードでの現金引き出しはキャッシングではないため、利息や繰り上げ返済の手間もかからないので非常に楽でお得です。
使い方はシンプルでかんたん
WISEデビットカードの使い方は、シンプルでかんたんです。
WISE口座にお金を入れておき、支払い時にクレジットカードのように決済するだけです。
WISE口座内に保有できる通貨は、日本円のほか、米ドル、ユーロなど約50種類の通貨を入れられ、支払い時にミッドマーケットレートで現地通貨に自動計算され決済されるので、外貨両替は不要です。
なお、WISEデビットカードの使い方の詳細や使用の際の注意点は、下記の記事にまとめてありますので、是非あわせて参考にしてみてください。
デメリット
WISEデビットカードはメリットだらけですが、下記のようなデメリットもあります。
WISEデビットカードはその名の通りデビットカードなので、WISE口座にお金が入っていないと支払い時に使えません。
ただし、WISE口座にはスマホやパソコンで簡単にオンラインで入金できます。
また、WISEデビットカードの作成に1,200円かかり、申し込んでから手元に届くまで2週間ほどかかります。
僕の場合は10日ほどで到着しましたが、2週間以上かかる場合もあるようなので、できるだけ早めに申込みをしましょう。
WISEデビットカードでできること
WISEデビットカードは、海外滞在中の下記のような場面で使えるので便利です。
ショッピング&ネットショッピング
街でのお買い物、カフェやレストランでの食事、観光スポットでのチケット支払いなど、マスターカードが使える場所であればどこでもWISEデビットカードが使えます。
海外に長期滞在をする方であれば、オンラインショッピングをする機会もあるかと思いますが、もちろんWISEデビットカードが使用できます。
配車サービス&フードデリバリー
海外ではUber(ウーバー)やGrab(グラブ)などの配車サービスやフードデリバリーが当たり前になっていますが、旅行者にとっても便利でかかせません。
配車アプリの決済方法をWISEデビットカードにしておけば、もっともお得に決済ができるので、クレジットカード払いや現金後払いよりもおすすめです。
宿泊先の予約
海外の宿泊先をネットで予約する場合、ほとんどの方がクレジットカード払いで支払いをすると思います。
宿泊費は数万円以上と高額になるケースが多いですが、WISEデビットカード払いであればお得に決済できます。
海外通販サイト
iHarbなどの海外通販サイトなどでネットショッピングする場合にも、WISEデビットカードが便利でお得です。
海外の通販サイトで買い物をする場合、通貨表示が日本円になっていてもアメリカで売られているものは米ドル決済となります。
つまり、WISEデビットカード払いにすれば、海外から個人輸入する時ももっともお得な為替レートで決済ができます。
WISEデビットカードの申込方法
WISEデビットカードは、WISEの公式サイトから以下の手順で簡単に注文できます。
- WISEのアカウント登録をする(無料)
- カード作成料1,200円を、ネット決済する。
- 即時バーチャルカードが作成され、ネット上で使用できるようになる。
- 実際のカードは、シンガポールより約2週間ほどで到着。
申し込みにかかる所要時間は、わずか5分程度です。
実際のWISEデビットカードは、申込みをしてから手元に届くまで約2週間かかりますが、申込後すぐにバーチャルカードが作成されます。
つまり、申し込みさえしてしまえばカードの到着を待たずに、宿泊費の支払いやネットショッピングの支払いを、オンライン決済できます。
その他の詳細につきましては、下記のWISE公式サイトにてご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
WISEデビットカードは、もっともお得な為替レートとわずかな手数料で、支払い決済や海外ATMで現金の引き出しができます。
使い方も非常にシンプルかつ簡単で、決済はクレジットカードのようにオフライン・オンラインを問わず使うことができます。
WISEデビットカードの為替レートは、クレジットカード会社や外貨両替所の為替レートと比較すると雲泥の差で、これ以上お得な決済方法はないといってよいでしょう。
僕も愛用しているWISEデビットカードですが、ネットでかんたんに作ることができるので、WISEデビットカードで海外旅行をよりお得に満喫しましょう。