【iDeCo】初心者にやさしいiDeCoの運用方法とポイント、おすすめ投資信託や選び方まで

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みなさん、こんにちは。

iDeCoの基本的なことについて、別記事:【年金・節税】将来が猛烈に不安な方にゼッタイおすすめのiDeCoでシェアしましたが、今回はiDeCoの運用方法とポイント、商品の選び方やおすすめ投資信託について、極力むずかしい単語を使わずにわかりやすく、2級FP技能士が解説させていただきます。

なおこの記事では、ネット証券会社を利用することを前提として記載します。

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iDeCo口座の開設

まずは、iDeCo口座の開設をしましょう。

主要ネット証券会社を、下記に簡潔にまとめたので参考にしてみてください。

主要ネット証券会社

iDeCoの運用で発生する費用は各社ほぼ同じのため、取り扱い投資信託数、各社の特徴や使いやすさで選べばよいでしょう。

※SBI証券のみ、還付手数料に660円かかります。

証券会社 投資信託数 iDeCoに関する特徴
SBI証券 83 投資信託数が圧倒的。
マネックス証券 27 投資信託数はやや少ないが、他社と見劣りしないラインナップ。
楽天証券 32 iDeCo口座開設時に、ポイント付与などのキャンペーンが多い。
松井証券 40 人気の楽天・バンガード・ファンドの取り扱いもあり。

費用などiDeCoの詳細につきましては、下記の記事にまとめてありますので是非ご参考ください。

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iDeCoの運用ポイント

iDeCoを運用するにあたり、以下3つのポイントを押さえておきましょう。

元本割れの可能性が低い投資信託を選ぶ

iDeCoは、老後のために個人で資金を積み立てる年金です。

最悪の場合であっても、自分で支払い続けた元本は確実に受け取りたいところです。

ですから、リターン(運用益)は狙いつつも、まずはリスク(元本割れ)を避けることが極めて重要です。

仮に通算の運用益が0であっても、元本割れさえ起こしていなければ、長期間節税をしながら預金ができたことと同じなので、それだけでもお得です。

長期的に成長する可能性が高い投資信託を選ぶ

元本割れというリスクを限りなく避けたうえで、できる限りリターンを狙いたいところです。

ここでポイントは、iDeCoは数年の短期運用ではなく、数十年に渡る長期運用ということです。

したがって、短期的には運用成績に多少の上げ下げがあっても、長期的には確実に利益が上がるような投資信託を選ぶことが賢明です。

運用コストが低い投資信託を選ぶ

投資信託には、運用コストがかかりますが、中でも運用期間中に必ず発生する信託報酬には目を光らせたいところです。

信託報酬は運用損益を問わず発生するコストなので、信託報酬が高いわりに運用成績がよくないと、最終損益が赤字になるということがありえます。

iDeCoを運用するうえで、運用コストが低いということは、利回り以上に重要と言っても過言ではありません。

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運用商品の選択

iDeCoの運用ポイントを押さえたら、実際に投資信託を選びましょう。

インデックス・ファンドがベスト

既述の運用ポイントを考慮すると、iDeCoにはインデックス・ファンドを選ぶのがベストといえます。

インデックス・ファンドとは、値動きが市場の動きを示す指数(株価指数、債券指数など)に連動するように設計されている投資信託です。

インデックス・ファンドであれば、少額からでも充分に分散投資ができるので、リスクを抑えて手堅く運用できます。

また、アメリカ株や全世界株など長期スパンで確実に成長しているインデックスであれば、リターンも狙えます。

なお、投資信託の選び方の詳細は、下の記事にまとめてありますので、そちらも是非参考ください。

【参考】ネット証券会社別 おすすめ投資信託

各証券会社で購入できる投資信託の中から、おすすめの投資信託を厳選して1つずつピックアップしましたので、よろしければ参考にしてみてください。

SBI証券

投資信託 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
信託報酬(税込) 0.0968%以内

米国S&P500指数に連動するパフォーマンスを目指して運用するファンドで、信託報酬は取扱商品の中で最安です。

▼SBI証券のiDeCo口座を開設してみる▼

マネックス証券

投資信託 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
信託報酬(税込) 0.0968%以内

マネックス証券でも同じく、米国S&P500指数に連動する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」がおすすめ。こちらの信託報酬も、取扱商品の中で最安です。

▼マネックス証券のiDeCo口座を開設してみる▼

楽天証券

投資信託 楽天・全米株式インデックス・ファンド
(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
信託報酬(税込) 0.162%程度

CRSP USトータル・マーケット・インデックス(米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバー)に連動するパフォーマンスを目指して運用するファンドです。

▼楽天証券のiDeCo口座を開設してみる▼

松井証券

投資信託 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
信託報酬(税込) 0.0968%以内

松井証券でも「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の取り扱いがあるので、こちらがおすすめ。

さらに、楽天証券でピックアップした「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))」の取り扱いもあるので、S&Pだけではなく全米株式全体に投資したい場合は、こちらも選択可能です。

▼松井証券のiDeCo口座を開設してみる▼

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資産配分

インデックス・ファンドを選んだ場合、すでに分散投資ができていますが、以下のように分散を検討するのもありです。

  • 国や地域を分散(例:アメリカとグローバル)
  • 株価指数と債券
  • 先進国と新興国

【参考】 GPIFの運用方法と運用実績

私たちの国民年金と厚生年金は、年金積立金管理運用独立行政法人(通称GPIF)によって管理・運用されています。

GPIFは我々が老後になった時に確実に年金を支給できるよう、厳格にリスクをコントロールして運用しているので、その運用方法を知っておくと参考になります。

収益率

GPIFの収益率は、2001~2021年第1四半期の約20年で、年率+3.70%となっています。

たったの年率3.70%かと感じてしまいますが、ローリスク・ローリターンでかたく運用するという点で一つの目安となるので、頭の片隅に入れておくとよいでしょう。

運用資産構成

運用資産の構成割合は、国内債券、外国債券、国内株式、外国株式ともに各25%となっています。

資産価格は日々増減するので、剥離許容幅も下記のように決められています。

  国内債券 外国債券 国内株式 外国株式
資産構成割合 25% 25% 25% 25%
剥離許容幅 各資産 ±7% ±6% ±8% ±7%
債券・株式 ±11% ±11%

国内外、債券、株式に十分に分散しているということを知っておくとよいでしょう。

【参考】GPIF公式サイト: https://www.gpif.go.jp/

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定期的に運用状況を確認する

資産運用は、金融商品を買い付けたらそこで終了ではなく、定期的な運用状況の確認が必要ですが、iDeCoであっても例外ではありません。

数十年に渡る資産運用の間に、世界情勢が大きく変化しないとは限りません。

過去を振り返っても、世界恐慌、金本位制崩壊、世界大戦、ソ連崩壊、東西ドイツ統一などなど、大きな歴史的転換は過去に何度も起きています。

歴史的転換によって投資環境が一変するかもしれないので、インデックス投資であっても定期的な運用状況の確認をしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は実際にiDeCoを運用するにあたり、押さえておきたいポイント、iDeCoに適した主要ネット証券会社やおすすめの投資信託をシェアいたしました。

iDeCoは自ら考えて金融商品を選んで運用する個人で積み立てる年金なので、元本割れの可能性が低く、長期的に成長する可能性が高い、運用コストが低い投資信託を選ぶといったポイントを忘れずに、長期視点で運用しましょう。

※ 投資はリスクを伴いますので、無理のない投資計画の下、最終的な投資判断は必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

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