みなさん、サワディークラップ。
タイのプーケット島は南北に約45kmある大きな島ですが、旅行者向けの交通網があまり発達していないので、プーケットを満喫するには旅のスタイルに合った移動手段が必要です。
そこで今回は、旅行者におすすめのプーケット島の交通手段・移動方法を、プーケットでノマド生活中の筆者がシェアいたします。
プーケットのまわり方
プーケットは大きな島ですが、主な観光スポットは島の南側にあります。
パトン・カロン・カタなどの人気のビーチは島の南西エリア、プーケットオールドタウン(旧市街)のあるプーケットタウンは島の南東エリアにあります。
プーケット旅行の際には、下記のような移動が必要になります。
目的地、時間、料金などにあわせて、旅の予定に合った移動手段を使うことで、プーケット旅行を最大限楽しむことができます。
ということで、旅行者におすすめの移動方法を解説していきます。
バス
バスは空港~プーケットタウン、空港~パトン・カロン・カタビーチなどを運行しています。
バスのメリット・デメリットは下記の通りです。
料金はどこで乗り降りしても、1人100バーツ(約435円)と格安で利用できます。
ただし、運行頻度が少なく、移動に時間もかかるので、時間に余裕のある方向けの移動方法です。
バスの種類
プーケット空港~主要観光エリアを運行するバスは、下記の3種類があります。
プーケット島内のパトン・カロン・カタなどのビーチエリアを移動したい時は、スマートバス(P1)とエアポートバス・エクスプレス(P3)が利用できます。
エアポートバス(P2)は、プーケットタウンで発着しますが、ビーチエリア方面には運行していないので気をつけましょう。
プーケット空港発の便の詳細につきましては、下記の記事にまとめているので、是非あわせて参考にしてみてください。
運行時間・頻度など
バスの運行時間・頻度は下記のとおりです。
バスの運行時間はそれぞれ異なりますが、運行頻度はどのバスもおおむね1時間に1本です。
運行頻度が少ないので、あらかじめ現地のバス停で最新の時刻表を確認しておき、乗車時間に合わせて行動すると良いですよ。
バス乗り場
空港~ラワイビーチ間を運行するスマートバスであれば、時刻表や路線図の記載されたバス停があるのでわかりやすいです(上記画像)。
ちなみに、カロンビーチ沿いのバス停はビーチの北側と南側の2つがありますが、上記画像と下記マップは北側のバス停なので参考にしてみてください。
ソンテウ(ソンテオ)
ソンテウ(ソンテオ)は、トラックの荷台を客車に改造した乗り合いバスのようなものです。
旅行者向けの観光エリアであれば、カタ~プーケットタウン間を、カロン・パトンなどを経由するルートで運行しています。
ソンテウのメリット・デメリットは下記の通りです。
ソンテウは1人40バーツ(約170円)と、超格安で利用できます。
ただし、運行頻度は少なめで移動に時間もかかるので、交通費を抑えたい方や時間に余裕のある方向けの移動方法です。
運行時間・頻度など
ソンテウの運行時間・頻度は下記のとおりです。
カタからプーケットタウン行きは、おおむね40分に1本のペースで運行していて、早朝と夕方は50~60分に1本になっています。
ソンテウ乗り場
パトン・カロン・カタなどの観光エリアでは、時刻表や路線図が記載されたバス停があるのでわかりやすいです(上記画像)。
待っているとそのうちソンテウが現れるので、手を振って乗るアピールをしましょう。
カタビーチ(始発)の乗り場は(上記地図)、看板と青いソンテウが停まってるのでわかりやすいです。
ソンテウから降りる時は、車内にあるボタンを押してドライバーに伝えます。
主要な観光エリアであれば、他の乗客も乗り降りするので特に問題ないでしょう。
トゥクトゥク
プーケットではタイでお馴染みのトゥクトゥクも利用できます。
プーケットのトゥクトゥクは、バンコクで見かける派手な装飾のデコ三輪ではなく、小型トラックの荷台を客車に改造した仕様です(上記画像)。
トゥクトゥクのメリット・デメリットは下記の通りです。
トゥクトゥクは、バスと違いタイムテーブルを気にせずに、行きたい場所まで移動できるので便利です。
ただし、料金は交渉次第で、バスやソンテウと比べても割高、エアコンがなく快適でもないため、パトン・カロン・カタなどのビーチ間を移動する時など、短距離の移動向きです。
なお、価格交渉時にぼったくられる可能性があるので気をつけましょう。
Grab・Bolt
配車アプリのGrab(グラブ)やBolt(ボルト)は、タクシーのような利便性がありながら価格交渉が不要なので、観光客向けの移動手段の1つです。
Grab・Boltのメリット・デメリットは下記の通り。
GrabやBoltは明朗会計で、目的地まで快適に最速最短で移動できるので便利ですが、料金は割高になります。
とくに、プーケットではGrabの運賃が割高なので、配車アプリを使うのであればGrabよりも割安なBoltがおすすめです。
時間帯などにもよりますが、BoltはGrabの半額以下の料金で利用できることもあるので、料金を比較しながらうまく使い分けましょう。
下記の記事はGrabの詳細をまとめたものですが、Boltも似たような使い勝手なので、配車アプリを使ったことがない方は是非参考にしてみてください。
レンタカー
プーケット島内を自分のペースで自由に移動したい方には、レンタカーがおすすめです。
レンタカーのメリット・デメリットは下記の通り。
レンタカーは好きな時に好きな場所へ、時間帯や突然のスコールなども気にせずに移動できます。
タイは左側通行・右ハンドルと日本と同じで、プーケットはバンコクほど交通渋滞が多くないので、車の運転もしやすいです。
レンタル料金
プーケット市内の観光エリアでレンタカーを借りた場合の、相場は下記のとおりです。
デポジットはレンタルショップによって現金払いだったりカード払いだったりしますが、無事に返却すればデポジットも返金されます。
なお、オンライン旅行会社のklookであれば、1日約2750円~で事前に日本語で予約ができ、プーケット空港に到着後にすぐ借りられるのでおすすめです。
僕も初めてのプーケット旅行では、空港でレンタカーを借りましたが、非常に快適でした。
カップル、ご夫婦、ご家族、グループ旅行の方にはとくにおすすめです。
その他の詳細につきましては、下記の公式サイトにてご確認ください。
レンタルバイク(スクーター)
小型自動二輪以上の免許を持っている方であれば、レンタルバイク(スクーター)もアリです。
レンタルバイク(スクーター)のメリット・デメリットは下記の通りです。
雨の時はおすすめできませんが、スクーターはレンタカーよりもリーズナブルで機動性もあるので、乗り慣れている方にはおすすめです。
ただし、50ccのスクーターはないため、日本の原付や自動車免許だけでは無免許運転で違法になります。
また、プーケットはアップダウンの続くワインディングロードが多く事故のリスクも高いので、無免許の方はもちろん、スクーターに乗り慣れていない方はレンタカーにしておきましょう。
実際に僕も事故現場を目撃したことがありますが、プーケットでは外国人の交通事故(とくにスクーター)が非常に多いので、細心の注意を払って運転しましょう。
レンタル料金
市内の観光エリアでレンタルスクーターを借りた場合の、相場は下記のとおりです。
レンタル料金は、排気量125ccのスクーターだと1日300〜400バーツ(約1,490〜1,720円)が相場で、僕が調査した限りでは1日300バーツが最安料金でした。
どのお店でも排気量が大きくなるにつれてレンタル代も高くなり、250ccのビッグスクーターだと1日700バーツ(約3,000円)程度が相場になります。
デポジットは現金払いのみだったり、カード払いも可能だったりとお店によって様々ですが、パスポートを預ければデポジットが不要なレンタルショップもありました。
なお、無事にスクーターを返却すれば、デポジットも返金されます。
注意点
プーケットでレンタカーやレンタルバイクを運転する場合は、国際免許証が必要です。
プーケットでは、無免許・ノーヘル・国際免許証を携帯してない不良外国人を検問で取り締まっていて、国際免許証を持っていないと罰金を払うハメになります(経験談)。
検問はパトン~カロンなど外国人が通行することが多く、逃げ道のない場所でゲリラ的に行われていて、外国人はアジア人・欧米人を問わずターゲットにされています。
取り締まりをしているのは、切符を切らずに罰金を着服している不良警官なので腹立たしいですが、現地のルールを守らない旅行者が悪いのは間違いありません。
取り締まりを受けると、無駄な出費となるだけではなく、気分も害してせっかくの旅行が台無しになるので、プーケットで運転する方は現地のルールをしっかり守り、必ず国際免許証を用意しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
プーケットで旅行者におすすめの移動方法・交通手段は、バス・ソンテウ・トゥクトゥク・配車サービス(Grab/Bolt)・レンタカー・レンタルバイクの6つになります。
移動時間がかかっても移動費を抑えたい方は、バスやソンテウをうまく使うと良いでしょう。
コストは気にせず、最速最短で楽に目的地に移動したい方は、トゥクトゥクやGrab・Boltがおすすめです。
好きな時に好きな場所へ自分のペースで色々まわりたい方は、レンタカーやレンタルバイクがおすすめですが、国際免許証を必ず準備しましょう。
その他、プーケットやタイ関連記事も下記にまとめてありますので、是非参考にしてみてください。