【トルコ】トルコ世界文化遺産の1つ ネムルトダーゥ(ネムルト山)の頂へのつづき
サンライズツアーの場合、ネムルトダーゥを下山後はその周辺を巡る流れ。
ドライバーと再合流後、車であたりを回ります。周遊は計3か所。
アルサメイア エスキ カレ(旧要塞)
ニムファイオス(キャフタ川)湖畔には、紀元前2世紀初め頃にあったと言われるコンマゲネ王国の夏の離宮跡があり、アルサメイアと呼ばれています。
アルサメイアには、川の北に位置するイエニ カレ(新要塞)と南に位置するエスキ カレ(旧要塞)があり、このツアーではエスキ カレに行きます。
エスキ カレに着いたら少し丘を登ります。まずお目見えしますは、高さ4.4mの太陽神のレリーフ。
ミトラス?ヘリオス?ペルシャ神話やギリシャ神話で呼び名が変わるらしい。よくわからん。
歴史や宗教上の背景はよくわからんが、太陽神から見下ろす景色は壮大で美しい。
さらに先に進むと新たな神の登場。
右におわすのがヘラクレス神、左が時の権力者アンティオコス一世。
儀礼用の正装に身を包むアンティオコスに対し、裸体で左手に棍棒を持つヘラクレス。
人間と神の生きる次元の違いを感ぜずにはいられません。
上述のレリーフの下にある長さ158mの地下道。その先には3×2mの小部屋があり祭儀の行われた洞窟らしいが、入口は閉鎖されていて中に入ることはできない。
よく見ると、周りの壁には古代文字がぎっしり刻まれております。
ジェンデレ橋
エスキ カレから谷の方へ車で下りて向かうのが、ユーフラテス川の支流のジェンデレ川に架かるジェンデレ橋。
198~200年頃に建設され、橋の西側(画像手前)に残された円柱には当時のローマ皇帝セプティミウス・セヴェルスとその妻ジュリア・ドムナに捧げると刻まれているとのこと。
遠目から見た全体像はこんな感じ。
東側(画像右)には1本だけ円柱が残っており、こちらは後の皇帝カラカラに捧げられたもの。
もう1本カラカラの弟ゲタに捧げられた円柱があったが、後にカラカラが弟を殺しその柱も取り去ったらしい。
歴史あるあるだがなんとも物騒な話である。
カラクシュ
最後に向かうのが、「黒い鳥」を意味するカラクシュ。
小石を積み上げた高さ30mのカラクシュ古墳があり、ミトラダテス2世(紀元前31~20年)の母、妹、その娘のために作られたものとのこと。
コンマゲネ王国がローマ帝国に併合された72年以降に墓は荒らされ、ここの石が上述のジェンデレ橋の材料とされたらしい。
当時は古墳の三方にそれぞれ3本ずつ石柱が並んでいたようだが、現在では計4本を残すのみ。
古墳の上に登ることができ、眺めがよろしいです。
次回、【トルコ】ネムルトダーゥ(ネムルト山)拠点の街アドゥヤマンからカッパドキアの移動方法・行き方