みなさん、こんにちは。
英語の文法の勉強におすすめの名著Grammar in Useシリーズですが(参考:つまらん英語文法の勉強に絶対オススメのGrammar in Use)、この記事では、初級のEssential Grammar in Useの詳細を、僕の勉強実体験をもとにシェアいたします。
推奨レベル
Essential Grammar in Useは、「中学・高校で英語の授業はとりあえず受けてはいたよ」程度の方が、手始めに勉強するのによいレベルです。
これに当てはまる方であれば、ある程度の英語の基礎は記憶の片隅に残っていることでしょう。
長年英語に触れていない生活を送っていたとしても、このEssential Grammar in Useで勉強することで、徐々に英単語、文法、リーディング力を甦らせることができます。
英語超初級者は要注意
もし、あなたの英語学習歴が「英語のテストは万年赤点、もしくは英語が嫌い」と胸を張って言えるレベルであれば、このEssential Grammar in Useに手を出すのは極めて危険です。
うかつにこのレベルから始めてしまうと、ハードルが高すぎて意気消沈 ⇒ 英語はやっぱりおもしろくない ⇒ ギブアップと負のスパイラルに陥ってしまいます。
そんな方は、まずは焦らずにもっとやさしいレベルから勉強することをおすすめします。
下の記事は、実際に僕が英語力0から始めた英語の勉強方法をまとめていますので、よろしければ是非参考にしてみてください。
英語が得意な方
「英語が好き・得意」「英語の授業や受験勉強をそれなりにやってきた」と自負する方であれば、初級のEssential Grammar in Useでは物足りなく感じるかもしれません。
そんなデキる方であれば、1つ上の中級のEnglish Grammar in Useから勉強し始めるのがよいでしょう。
English Grammar in Useの詳細につきましては、下記の記事にまとめてありますので是非参考にしてみてください。
構成

まず、Grammar in Useの基本構成として、各ユニットの左ページに文法説明、右ページに問題となっています(上の画像参照)。
そして、Essential Grammar in Useでは、全115unit + 7appendix + additional exercisesと、充分すぎる内容になっています。
その他の特徴は、
- 比較的かんたんな英単語で構成
- 文字がそれほど小さくなく読みやすい
- 挿絵がたくさんあり、文法を使うシチュエーションをイメージしやすい。
- 最新版はFourth edition(2023年6月現在)
日本の堅苦しい参考書よりも、格段に文法のニュアンスが理解できます(個人の感想です)。
英文法は、下記のような基礎レベルのものが中心です。
- Present perfect(現在完了形)
- Modals(助動詞)– ifやwhenなど
- Preposition(前置詞)– 日本人には理解が難しい、”a”と”the”の違いなど
なお、relative clauses(関係代名詞)の記載はありません。
Conjunctions(接続詞)やphrasal verbs(句動詞)も基本的なものに限られるので、これらに自信のある方は、中級のEnglish Grammar in Useから勉強するのがおすすめです。
Cambridge Universityの公式サイトで、中身のサンプルを確認できます。
アメリカ英語版がお好みの方は、下記のBasic Grammar in Use(解答&eBook付き)にしましょう。
アメリカ英語版の最新版は、Fourth editionになります(2023年6月現在)。
Cambridge Universityの公式サイトから、中身のサンプルを確認できます。
こんな方にオススメ
日本流の英語学習が大嫌いな方
下記の1つ以上に当てはまる方には、自信をもっておすすめします。
- 英語をいつかは自由に話せるようになりたい
- 英文法本や単語帳を眺めるとすぐさま睡魔に襲われる
- 参考書は気付けば放置され埃まみれ
僕も以前は上記の全てに当てはまる人間でしたが、この初級のEssential Grammar in Useは楽しく勉強できました。
僕と同じような状態の多くの友人知人にもおすすめし、「難しいけどこれなら続けられる」と評判も良く、みんな最後までやりきっているので、英語が苦手な方にこそおすすめです。
語学留学予定の方

海外留学生活で必要不可欠となる英語の基礎や、「英語を英語で理解する」英語脳をつくることができるため、語学留学予定の方には留学前に必ず勉強することをおすすめしています。
また、Essential Grammar in Useを1冊やり終えることで、英文法や英単語の最低限の基礎を身に付けられるだけでなく、300ページ以上に及ぶ参考書をやり切ったという自信もつきます。
実戦英会話では、些細な失敗や外国人を恐れずに自信をもって会話することが、机上の英語力よりもよっぽど重要です。
英語の基礎力と自信をつけることができ、英語に慣れることができるので、初級のEssential Grammar in Useは、留学前の英語学習にゼッタイおすすめです。
英語学習の必要に迫られている社会人の方

外資系に転職、上司がいきなり外国人、社内公用語が英語に変更など、仕事環境が変わって英語学習の必要に迫られている社会人の方にも、Essential Grammar in Useはおすすめです。
ビジネスシーンでは、友人同士で話すカジュアルな英語ではなく、フォーマルな英語が求められます。
メールのやり取りや社内連絡など、英文の読み書きの機会が圧倒的に多いので、しっかりとした文法力が必須です。
全て英語で記載されているEssential Grammar in Useを使った勉強では、英文法を基礎から学べるだけではなく、自然と語彙力やリーディング力が向上するので、社会人の方にうってつけです。
下手にTOEICのハイスコアを目指すよりも、よっぽど実戦で役立つ英語力を身に付けることができますよ。
Conclusion
いかがでしたでしょうか?
この記事では、Grammar in Useシリーズの初級版Essential Grammar in Useの詳細についてシェアしました。
英語学習には、英会話スクール、オンライン英会話、英会話アプリ、英語教材がごまんとあり、選択肢が多く逆に困ってしまいますが、英語初心者向けに1つだけ選べというのであれば、このEssential Grammar in Useが絶対おすすめです。
英語の勉強を基礎から始めたいという方は、是非Essential Grammar in Useを試してみてください。
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