【海外留学/ワーキングホリデー】ワーホリ留学生に警告する

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留学について
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みなさん、こんにちは。

ワーキングホリデー制度を利用して海外留学中、または検討中の多くの方の目的は語学習得かと思います。

そして、英語を使う仕事につきたい、海外で働きたいと考えている方も多いことでしょう。

しかし、現実はそう甘くはありません。

ワーホリ留学生の多くは、十分の英語力を身につけることができず、帰国後に英語環境に身を置くことができていません。事実、僕もそのような友人知人を多く見てきました。

しかし、しっかりと現状認識して目標設定・実行すれば、必ず思い描いた理想は現実となります。

そこで今回は、世の中の英語環境の現状認識をするための情報を、海外留学とワーキングホリデーの経験、そして外資企業で英語を使って仕事をしてきた筆者が、微力ながらシェアさせていただきます。

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ライバルを知る

まずは、どれだけ英語を話せるツワモノがいるのか、敵(ライバル)を知っておきましょう。

帰国子女・外国人

英語圏育ちの帰国子女、有能な外国人の方々は、もっとも手ごわいライバルです。

日本語が流暢なうえ、英語以外の言語も話せる外国人はたくさんいます。

僕のまわりでも英語のネイティブスピーカー、非ネイティブだが流暢な英語や日本語、数カ国語を駆使するツワモノもたくさんいます。

もはや語学力だけでいうならば、並みの日本人では到底かないません。

海外留学する日本人

海外留学する日本人は、想像が容易な身近なライバルです。

では、どのくらいの日本人が毎年海外留学するのでしょうか。

① 大学等への留学者数

2019(令和元)年度日本人学生留学状況調査結果によると、大学等が把握している日本人学生の海外留学状況は、2019年度中(2019.4.1~2020.3.31)の留学者数は107,346人になります。

そのうち英語圏(USA, カナダ、オーストラリア、イギリス、フィリピン)への留学者数は48,349人と45.1%となります。

※2021年3月 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)より発表

② ワーキングホリデービザによる渡航者数

下表はワーホリ留学先(英語圏)の主要5カ国の留学者数をまとめたものです。

 ワーホリ留学者数参考
オーストラリア11,933人
※セカンドワーホリ2,082人含む
2018/7/1~2019/6/30の
ワーホリビザ申請数
ニュージーランド2,000人前後例年のワーホリビザ発給数
カナダ6,500人2019年度ワーホリビザ発給数
イギリス1,000人2019年度ワーホリビザ発給数
アイルランド800人2019年度ワーホリビザ発給定員数

英語圏に渡航するワーホリ学生は、約22,000人です。

なお、学生ビザによる語学留学生、英語公用語のマルタ共和国、公用語に英語が含まれる香港とフィリピンなどは含まれていません。

英語圏への留学生の合計

まとめると、

①大学等への留学者数48,349人+②ワーホリ渡航者数約22,000人+その他英語圏への留学者数
最低でも毎年7万人以上の学生が英語圏に留学していることになります。

日本人の海外留学が年々減少していると言われていますが、これだけ多くの人たちが毎年英語圏に留学しています。

留学経験のない英語上級者

留学経験がなくても英語が得意だという人も腐るほどいます。

仕事を通して英語力を磨いてきた方、外語大学生・出身者、インターナショナルスクールの学生・出身者、外国人の友人知人と交流が盛んな方などなど。

英語を実際に使う仕事をしていると、このようなツワモノは相当数います。

遊び半分で語学留学していると、足元にも及ばないほどの英語力の違いがでます。

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自分を知る

次に、自分の英語力を分析してみましょう。あなたの英語力は本物ですか?

TOEIC700点未満は評価されず

留学経験があるのにTOEIC700点未満程度だと、「本当に英語話せるの?留学中しっかり勉強してきたの?」と思われます。

僕自身、転職面談を採用側で行ったこともありますが、とりあえずのボーダーは700点でした。また、転職コンサルタントによると、多くの企業も同じような基準のようです。

仮に英語が話せたとしても、1~2年程度の留学期間でロースコアだったりすると、大した語学力ではないだろうと高を括られてしまうこともあるようです。

もちろん、英語力はTOEICスコアだけでは判断できませんが、世の中はそのように見てくれないのが現状です。

ワーホリの期待値は低い

ワーホリ留学が悪いわけでもレベルが低いということでもありませんが、世間の見方はとても厳しいです。

下のリストは、某転職エージェントのアンケートの一部を抜粋したものです。

questionnaire

ワーキングホリデーは、正規留学と同等には認識されていないということがわかります。

あくまでワーホリは、語学や異文化を学ぶホリデー程度といった位置づけなのかもしれません。

ですから、ワーホリ留学生は「ワーホリだけどしっかり勉強してきた」という、あきらかな語学力やTOEIC、IELTS、TOEFLなどのスコアなど、説得力のある裏付けが必要です。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

世の中にはこれだけ多くの英語話者がいるため、英語を話すことは当たり前という状態まで、英語力を身につけることが必要不可欠です。

英語を話せる日本人は、死ぬほど英語と向き合った時期が必ずあります。

将来英語を使う仕事がしたい、海外で働きたい、国を問わずグローバルな仕事に携わりたいと考えているワーホリ留学生の方は、ふんどしを締めなおして英語学習にとりくみましょう。

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