みなさん、こんにちは。
英文法の勉強に定評のあるGrammar in Useシリーズですが、初級・中級・上級の3つのレベルがあります。
そこでこの記事では、上級編のAdvanced Grammar in Useについて、実際に手に取って勉強した筆者が解説いたします。
推奨レベル
以下に当てはまる方におすすめです。
上記項目を見れば想像しやすいかと思われますが、本のタイトル通り英語上級者向けの内容です。
Cambridge Universityの公式サイトから、中身のサンプルを確認できます。
構成
構成は、全100unit + 2appendix + additional exercises + αと、文法テキストの集大成になっています。
挿絵はほとんどなく、文字も細かく、より参考書っぽい感じでお固い雰囲気です。
English Grammar in Useとの違い
中級程度の基本的な文法は一通り理解している前提で、文法の細かなルールやニュアンスの違いについてより深堀りして解説しています。
参考までに、実際にコンテンツに含まれている、下記のifの使い方を見てみましょう。
通常 if 節の中では will は使わないが、主節の結果について話す場合は使える。(筆者訳)
e.g. Open a window if it will help you to sleep.
Source: Advanced Grammar in Use Third Edition Unit84 Martin Hewings
“if … happen to”は可能かもしれないが、可能性が低いものに対して使う。ただし、非現実的なことには使わない。(筆者訳)
e.g. If I see Georgia when I’m in Rome, I’ll send her your regards.
Source: Advanced Grammar in Use Third Edition Unit84 Martin Hewings
これはifの細かい使い方のほんの一部です。
これらのような内容が、Advanced Grammar in Useでは主となっています。
なお、上級のAdvanced Grammar in Useには、アメリカ英語版はありません。
注意! こんな方にはオススメしません
Advanced Grammar in Useは良い教材ですが、以下に当てはまる方には合わないかもしれません。
上述のようなタイプの方は、中級のEnglish Grammar in Useを隅々まで勉強するか、語彙力をひたすら向上させる方が、より実践的な英語力を身に付けられるので良いかと思います。
正直なところ、私はAdvanced Grammar in Useが苦手です(笑)
Conclusion
いかがでしたでしょうか?
上級のAdvanced Grammar in Useは、一通り英文法を勉強し終わっていてリーディング力もある方が、綺麗で完璧な文法を習得するための参考書と言えます。そのため、正確な英語文法の勉強が必須の方におすすめです。
逆に言えば、とりあえず仕事や日常会話などがスムーズにできる英語力で良いという方は、語彙力を増やしたり、中級の文法をしっかり勉強した方がより実用的でしょう。
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