【アメリカ】ワシントンDCの中心、アメリカ合衆国議会議事堂のつづき
連邦議会議事堂から西へお散歩。モールの中央に立つワシントン記念塔を目指します。意外にぼちぼち歩きますが、散歩にはちょうどいい感じです。
初代大統領ジョージ・ワシントンを称える記念塔
高さ169.2mで、ワシントンDCで最も高い建造物のワシントン記念塔。なんでも、DCではこの高さを超える建造物は法律で禁じられているようです。
また、モニュメントの周りを50のアメリカ国旗が囲んでいます。ご想像の通り、アメリカの全50州を表しているようです。こういうところが、アメリカっぽい粋なところですね。
モニュメントの上の展望階までエレベーターで上がれるので登ってみます。
モニュメントの中に入ると、初代大統領ジョージ・ワシントンがお出迎え。顔が小さく、足も長くてイケメンですね。
頂上まで登ってきました。DCをぐるっと見渡せる素晴らしい眺め。東側の遠くに小さく見える建物が連邦議会議事堂。こう見ると結構距離があるのがわかります。
南にはトーマス・ジェファーソン記念堂とポトマック川。
西には第二次世界大戦記念碑とリンカーン記念堂。
そして、北にはホワイトハウス。お見事、360度あっぱれな眺めです!
この景色だけでもワシントンDCを訪れる価値がありますが、DCの見どころはこれだけでは終わりません。
第二次世界大戦記念碑
ワシントン記念塔から西へ、道路を1本渡るとたどり着くのが第二次世界大戦記念碑。中心部には噴水、奥に見えるのがリンカーン記念堂。
噴水の北側には、大西洋戦の碑。
南側には、太平洋戦の碑。つまり我が祖国日本との戦い。
太平洋戦側には、各激戦地の地名が。壁には”THE WAR’S END TODAY THE GUNS ARE SILENT.~”のダグラス・マッカーサー元帥の言葉が。
一日本人として訪れると、なんとも言葉では表しにくい複雑な気持ちになります。ただ言えることは、戦争を繰り返してはいけないということですね。
噴水の西側の壁に埋め込まれた金色の星。その数4,000個で、アメリカの第二次世界大戦の戦場で亡くなった約40万人の犠牲者を表現しているとのこと。その前には”HERE WE MARK THE PRICE OF FREEDOM”の文字。
第二次世界大戦記念碑だけではなく、モール全体が綺麗に区画整備され清掃が行き届いています。偉人や犠牲者を偲び、自由と平和を勝ち取ったと示しつつ、静かで平和な住民の憩いの場にもなっています。もちろん、観光客もたくさん訪れます。
ニューヨーク・マンハッタンの、911メモリアルもそうですが、アメリカはモニュメントの設計が見事ですね。
次回、【アメリカ】ワシントンDCで絶対にはずしてはいけないリンカーン記念堂