あなたはカンボジアの通貨をご存知だろうか?
日本なら円、USAなら米ドル、EU諸国ならユーロ。では、カンボジアは?
カンボジア通貨はリエル(R)といい、1円≒34R、1US$≒4000Rとなります。
海外旅行をする際に必須となる現地通貨への外貨両替ですが、カンボジア旅行の場合、少々事情が変わってきます。それは、”リエルに両替するな”です。
残念ながらカンボジアリエルの価値はない・・・
国際通貨である「円」を使っている我々日本人には感覚的にわかりづらいかもしれません。国際通貨とは世界的に信用度が高く、国際的な銀行取引や多くの場所で換金できる通貨のことを指します。
世界で一番使われている、いわゆる基軸通貨の米ドル、そして米ドルと合わせて世界二大通貨と言われるユーロ、永世中立国のスイスのフラン、旧基軸通貨であった英ポンド、そして我が国日本の円が主に国際通貨と言われています。
しかし、その他の国、とくに新興国は、経済や政治など不安定材料が多いため、通貨の信用度が下がってしまいます。残念ながら、カンボジアリエルも信用度が低い通貨の1つというのが現状です。

渡航前にあらかじめ米ドルを用意する
カンボジアリエルの信用度の低さから、実際のところ国内では自国通貨リエルよりも米ドルが多く流通しています。Supermarketの値札、 restaurantのmenu、hotelでの支払い、トゥクトゥクの支払いなどほとんど全てのsituationで米ドルを使うことができます。Localな屋台での食事や、流しのmotorcycle taxi(バイクタクシー)などを除けば、米ドルを持っていればまず問題がないでしょう。
以上の理由から、カンボジア旅行の際にはあらかじめ米ドルを準備しましょう。ただし、$50や$100など高額紙幣になると、海外旅行あるあるである「釣りはないよ」のpatternに陥るので、$1~$20くらいの小額紙幣を多く用意すると良いでしょう。
【お得な米ドルへの両替方法】

そんなこと言っても、ローカルなことも楽しみたいからリエルが必要
安心してください。リエル、手に入りますよ。
カンボジア、特にアンコールワット観光の拠点となるシェムリアップなどの街では、米ドルで支払うとほとんどの場合お釣りはリエルで返ってきます。もはやこの程度で十分です。決済にリエルが必要なlocalな食事やserviceはそもそもlow priceなので、多くのリエルは必要ありません。どうしても両替したいのであれば、$10程度をこまめに両替するのが良いでしょう。
間違っても高額紙幣を両替しないことです。用心してください。リエル、余りますよ。

注意点
米ドルで支払うとお釣りはリエルで貰うということは既に説明しましたが、この際におつりをしっかり確認することです。便利で平和な国日本では、おつりを誤魔化したり、間違えたりということがほとんどないこともあり、おつりを確認せずに財布に入れる人も多いですが、海外ではカンボジアに限らず、しっかりとお釣りが合っているかどうか確認したほうが良いでしょう。
とくにカンボジアの場合、「米ドル支払い→カンボジアリエル返し」と通貨が変わるため、用心するに越したことはありません。日本人からすれば、金額的に大したことはないですが、海外旅行では日本円の感覚ではなく、現地通貨のrate感覚を持つことをおススメします。
なお、お釣りの金額が違う原因は、必ずしも騙す意図ではなく、単に数え間違いということも多いので、初めから疑いの目で見るのではなく、あくまで用心するといった心構えでいると良いでしょう。
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