みなさん、こんにちは!
そこのあなた!何を調べてるんですか?笑
日本では、マリファナ(大麻。以下マリファナ)の所持や譲受は大麻取締法により違法となっており、覚せい剤やコカインなどと同様に違法薬物の一つと認識されています。定期的に芸能人や有名人がタイーホされ、お茶の間をにぎわしていますよね。
既にご存知の方も多いかと思われますが、マリファナの所持・使用に関しては、合法とする国や州が多くなってきています。
例えば、アメリカではすでにいくつかの州で、嗜好品としてのマリファナの所持・使用が合法とされています。また、医療用として容認されていたり、違法だけどほぼ容認している国も数多くあります。
海外留学やワーキングホリデーで人気のカナダのバンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州(以下BC)では、2018年10月7日より完全合法となりました。ちなみに、私が滞在した2014年は違法ではありましたが、もはや容認されているような状態でした。
そこで今回は、バンクーバー留学時のリアルなバンクーバーマリファナ事情をシェアします。
4/20は、集団で吸って食ってとち狂うマリファナデー
マリファナのことを隠語で420といいます。420は、1970年代のアメリカのカリフォルニアで、高校生がマリファナを放課後の4:20pmに吸うために会っていたことから使われるようになったようです。
バンクーバーでは、1995年4月20日からマリファナ使用を犯罪とする法律に対する抗議活動が始まり、マリファナデーとなっていきました。
なお合法になった現在は、いまだに残るマリファナに対する偏見に抗議する名目で開催されているようです。もはや、ただの大義名分ですね。
ようはみんなでマリファナ吸おうぜ、ってことにしか解釈できんのは僕だけではないはずですが、とにかく毎年盛大に盛り上がる一大イベントとなっています。
ということで、とりあえず当時の現地の写真をどうぞ。
はい、ここにいる全員マリファナやってます(笑)
決して合法じゃないです。でも賑わってます。市民が腕によりをかけた、お手製のマリファナクッキーやマリファナマフィンを出店で売っています。
また、自分で栽培しているのかどうかは知りませんが、パケいくらで自慢のマリファナを売っている市民もいます。大盛況です。
なお、このイベントの周囲の交通整理をしているのが、市民を守るお巡りさん。日本では絶対にありえない光景なので滑稽です。その写真を撮っていなかったのが誠に遺憾であります。
なお、この時に調子にのって慣れないマリファナに手を出し、体調が悪くなる日本人がぼちぼちいます。用法・容量を守って正しくやりましょう。
圧巻! PM4:20 一斉にマリファナを吸い始める
PM4:20の合図とともに、みんな一斉にマリファナを吸い始めます。
既に昼前くらいからみんな吸ってるんですけどね。みんなで吸うもんだから煙いは臭いはで、着ている服は完全にマリファナの燻製状態になります。
2019年のLive映像を拝借。燻される光景がよくおわかりになるかと思われます。
てか、もはやコンサートやパーティーの域ですね。僕がバンクーバーに滞在していた当時の参加者は2~3万人程度だったのですが、2019年はのべ15万人に膨れ上がり(主催者調べ)、規模が大変なことになってます(笑)
なお、2014年当時はVancouver Art Gallery前で開催されましたが、2019年はSunset Beachで開催されました。
気になる2020年は、COVIT-19の影響でイベントはキャンセルとなりネットで開催されました。With コロナの新時代ですね(笑)
こちら2019年時の6時間動画。興味のある方はどうぞ。
通常のバンクーバーの日常は?
さて、毎年4/20はバンクーバーが大盛り上がりなのは想像できたかと思います。
それでは、通常のバンクーバーの日常はどうでしょうか?
僕がバンクーバーにやってきた2013年の11月、初めてダウンタウンに出てみた時のこと。
このバンクーバーオリンピック聖火台の向こう側で、現地のおっさん2人が仲良く吸ってました(笑)
もうここに来た瞬間におうのだもの。ま、タバコみたいなものです。彼らのは処方されたものだったのかもしれませんが。
また、本当にその辺のマリファナ屋で手軽に買えます。
バンクーバー名物ガスタウンのSteam Clock(蒸気時計)のすぐ近くにあるお店をのぞいてみましたが、パイプやらマリファナ関連グッズなどなど、品ぞろえも豊富。怪しい雰囲気は皆無で、むしろ腕時計やら雑貨やらが売ってそうな佇まいでした。
ちなみに個人的な話ですが、友人がここでマリファナマークのカナダの国旗を入手し、バースデーメッセージを寄せ書きにしてプレゼントしてくれたことは、うれしい思い出です。
日本人が海外でやるのは合法?
バンクーバーのあるBCでは、マリファナの所持や使用は19歳以上であれば合法です。先ほどのような街のお店やネットで気軽に買えます。
しかしながら、日本人が外国でマリファナを所持・譲受することは、大麻取締法24条の8が適用され御用となります。
この法律を簡単に要約すると、国籍を問わず国内外を問わずマリファナを所持・譲受すれば、日本の当局が本気を出せばタイーホすることができるってことです。
Conclusion
毎年4/20のマリファナデーの大規模なイベントは、今やバンクーバーの風物詩。日本の花火大会みたいなもので、実際に参加することは貴重な体験ですし、楽しい思い出になります。
しかしながらすでに述べたように、大麻所持・大麻譲受すれば、日本当局が本気を出せば逮捕となるかもしれません。くれぐれもその辺の事実を頭の中に入れたうえで、マリファナデーを楽しみましょう。
なお、本記事はマリファナの所持や使用を肯定、推奨するものではございません。