みなさん、こんにちは。
海外留学保険って高いですよね?
ざっくり見積もっても十数万円はかかるので、なかなかの出費で困りものです。
普段からいたって健康で病院との縁がない方であれば、海外留学保険なんて入らないで留学費用を浮かせようと企んでいる方もいるかもしれませんね。
ですが、海外留学経験者として1つアドバイスさせていただくと、
悪いことは言わん、海外留学保険は入っておきなさい。
なぜならば、僕はなんと2回も保険金を受け取っているからです!!!
ということで今回は、体験談にもとづく海外留学保険に入っておいたほうが良い理由と、保険なしで補償を受けられる裏ワザをシェアいたします。
エピソード1 全航空便がストライキで欠航
笑えますよね?嘘のような本当の話。初の一人海外渡航で、英語力0でオーストラリアのパースに短期留学をした時のことです。
成田からシドニーまではJALだったので渡航できたものの、シドニーからパースまではストライキによりカンタス航空がまさかの全便欠航。オーストラリア国内はもちろんのこと、日本でも報道されるほどの大規模なストライキでした。
結果的には、その日の宿泊ホテル、翌日の振替便などの費用はカンタス航空負担だったのですが、留学エージェントに連絡を取った時の通信費(当時はWi-Fiやスマホがない時代)や、シドニー足止め時に出費した食事代などを保険会社に請求しました。
金額的には僅かなものでしたが、海外留学保険に入っていたので全て請求しました。なおこの場合は、航空機遅延費用が補償内容に含まれている必要があります。
しかしながら、このエピソードはほんの序章。次のエピソード2をどうぞ。
エピソード2 まさかの緊急入院!あわや手術の大惨事
笑えますよね?当時は全然笑えませんでした(笑)
当時はまだ大して英語を話せない時だったとはいえ、会話もできないほど死にそうな状態に陥りました。
原因は、腸閉塞の一歩手前。運ばれるのがもう少し遅ければ緊急手術でした。
朝飯を食べた直後から様子がおかしくなり、何時間耐えても一向に良くならず、そのうち変な汗が出てきて、悪寒がして、しまいには身体が痙攣したきたのです。
しかも、ホストファミリーはあいにく不在。たまたま出かけずにホームステイ先にいたシェアメイトが異変に気付いてくれ、近くに住んでいたホストファミリーのせがれが、病院に緊急搬送してくれたので助かりました。
なお、病院に運ばれてからも何度も嘔吐し、さすがにあれは死ぬかと思いました(笑)
点滴を打ってもらってからは症状が落ち着いてきましたが、病院で一泊する羽目になりました。
本邦初 オーストラリアの病院飯
海外の病院飯を食べたことのある留学生もなかなかいないですよね。
超レア体験である意味ラッキーです。
それでは本邦初、オーストラリアの病院飯を大公開!
どうですか?やはり病院飯も欧米風なんですよ。
ここの病院飯はとてもうまかった(今見たらパンはパッサパッサに見えるけど)。
当時はちょうどロンドンオリンピックの季節。日本では放送されないマイナーな競技のTV放送を観ながら味わいました。
驚愕の請求額
翌朝、体調も良くなり無事退院することに。
しかしながら、そうは問屋が卸しません。しっかり入院費用を請求されます。
AUD$1,924.5だとっ!ケ、ケタ違いだ…
あまりの金額に心の底から震えあがりました。そして涙すら流しました(嘘です)
にしても、AUD=80円計算で約16万です。
たった1泊で、飯だってあんなんですよ!
迎えに来てくれたホストファザーから病院スタッフに事情を説明してもらい、この場では支払いをせずに保険会社と直接やり取りしてもらうことになりました。
短期留学の場合のウラ技
海外滞在が90日以内であれば、海外旅行傷害保険が付帯されたクレジットカードを持っておくことをおすすめします。
各クレジットカードの規約等にもよりますが、海外滞在が90日以内であれば万が一の際に補償を受けることができるので、海外留学保険を契約する必要がありません。
ただし、クレジットカード作成には年齢条件(18歳以上、20歳以上など)や、収入条件(学生不可、安定した収入があるなど)があるので、あらかじめ規約の確認が必要です。
クレジットカードを作ることができ、補償内容が納得できるものであれば、留学コストを大幅に節約することができます。
なお、海外旅行傷害保険が付帯されたクレジットカードに関して、下記の記事でまとめてありますので、是非併せてご参考ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
万が一の場合に備えて契約するのが保険ですが、万が一の出来事がいとも簡単におきるのが海外留学です。
今回シェアしたエピソードは、嘘のような本当にあった怖い話なので、海外留学保険に入っておいた方が良いといった意味が少しは理解していただけたかと思います。
ただし、海外滞在期間が90日以内であれば、海外旅行傷害保険が付帯されたクレジットカードを持っておくと、海外留学保険の必要はないかもしれません。
是非参考にしてみてください。