カナダ第3の都市、バンクーバー。
2010年冬季オリンピックの開催地として知名度抜群で、カナダの都市の中でも日本人に人気の街。また、1年の半分ほどは雨やどんよりした曇りの日が多いことから、”Raincouver(レインクーバー)”という名前でもよく知られています。
海外留学の候補地を探していると、バンクーバーは「日本人が多い」という情報を見聞きすることが多いことかと思いますが、その情報は概ね正しいです(関連記事:バンクーバーに日本人は多いのか?)
このように聞くと、バンクーバーを留学先候補から外したくなるかもしれません。もしくは、既にバンクーバーに来て日本人やAsianの多さにdisappointed, fed upしてる人もいるかもしれません。しかし、古くから留学生を受け入れてきたバンクーバーは、歴史ある良質な専門学校が多いです。その背景には、serviceの 質を向上させたり、学費競争をしたりと、それぞれの学校が生き残りのために凌ぎを削っているからです。
つまり、バンクーバーは本気で勉強するのであれば良い環境が整った街で、留学生活の送り方1つでバンクーバーは良い街にも悪い街にもなるということです。
では、バンクーバーでどのような留学生活を送れば、語学力を上げることをはじめ、自身の能力を高めることができるでしょうか?
意識を高く保つべし
これはバンクーバーに限らず全ての都市への留学に当てはまることですが、自分自身の意識を高くkeepすることが語学力を高める為に一番大切なことです。とくに日本人環境が多いバンクーバーでは尚更です。
具体例を挙げれば、
- 学校以外の時間でも、机に向かう時間を取る
- TV, radioなど意識して英語を浴びる
- 街中で無料で配られているnewspaperに毎日目を通す、net surfingは全て英語で行う
- 日本人の友人とも英語で会話する
- 新しく覚えた単語を実践でどんどん使う
このような日々の小さな意識の差は半年後、1年後に大きな差になると断言できます。
留学後少し立てば、他国籍の友人がたくさんでき、そこそこ英語でcommunicationがとれるようになり、その友人たちとpartyをしたり旅行へ出かける。そう、留学とは日本ではなかなか味わうことのできない体験ができ、とても楽しいものです。しかし、楽しいだけにどっぷり浸かっていると、大した語学力も付かずに留学を終えることになります。残念ながらそのような日本人語学学生は少なくありません。
私の場合、通っていたbusiness collegeには日本人学生が多いという状況でしたが、幸運なことに皆学習意識も英語力も高く、学校内では勿論のこと、学校外でもconversationは英語というのが当たり前でした。かたやdowntownに出ると、日本人が日本語で会話をしているという光景を何度も見かけました。
留学生活の意識の差で語学力の伸びが大きく違ってくるのは想像に難しくないでしょう。本気で英語力を上げたいのであれば、まず自分自身の意識を高く保つ必要があります。


ジャパレスで働くな
バンクーバーには腐るほど多くのJapanese Restaurant(ジャパレス)があります。その多さは、私が語学留学で同じく滞在したオーストラリアのパースやブリスベンの比ではありません。これは、現地での生活費を稼ぎたいが語学力に不安がある留学生にとっては朗報です。仕事がなかなか見つからないために資金がshort, 「強制帰国」といった危機も可能性的には極めて低いでしょう。
しかし、今一度思い出していただきたい!
あなたは何故留学をする(している)のか?
十中八九「英語力を上げるため」であり、part time jobをしに来たという人はほぼいないでしょう。ジャパレスで働くということは
- Staffはほぼ日本人で言語は日本語、海外なのにほぼ日本と同じ環境
- 貴重な時間を労働に費やす
- 時給がすこぶる低い($10/h前後。さらにここからtaxが引かれる)
など、とても生産的とは思えません。
そうは言っても現地で長期間暮らす為にはお金が必要!という人が多いのは事実です。しかし、足りない資金をジャパレスで働いて補うというのは賢明とは思えません。では、ジャパレスで働かずに資金面の問題をsolveするにはどうしたら良いでしょうか?
- 日本人のいない、もしくは極めて少ない環境で働く
- 留学前に日本で充分な留学資金を用意する。
Simpleに言えば上記2つのどちらかです。
前者は言わずと知れず、それなりの語学力が必要になります。しかし、これは現地で生きた英語を使う最高のsituation(職務内容にもよる)であり、生活費を稼ぎながら英語力も伸ばせる、正にkilling two birds with one stoneです。
後者は、語学習得にfocusす るために、日本であらかじめ働いて充分な資金を用意し、留学先で時間を有効利用するということです。留学前はとにかく1日でも早く留学先に行きたいと考え るものですが、日本人にとって日本で働くことは簡単で、それなりに稼げます。ならば、日本で予定よりわずか数ヶ月だけ多く働き、充分な資金を用意してから 留学をするほうが、語学力を高めるのに効率的ではないでしょうか?
Keep in mind! Don’t work at a Japanese restaurant in Vancouver.


専門学校以上のレベルの学校に通うべし
これもどの国どの都市への留学にも言えることではありますが、バンクーバーへの留学ならば専門学校以上(public schoolを含む)の学校に通うことを強く推奨します。なぜならば、ESL(語学学校)と比べ日本人が比較的少なく、既に述べたように良質な学校が多い からです。
通常ESLには日本人が多く、日本人環境の多いバンクーバーでは市内でも日本人を多くみかけ、日本語を耳にすることがよくあります。気を抜けば日本語環境にどっぷり浸かる恐れがあります。
しかし、専門学校以上の学校に通うと、そのような環境から自然と距離をおくことができます。その理由は、
- 校内公用語が英語
- 課題などが多く遊んでばかりいられない
専門学校以上に通うということは、英語を使ってある分野の勉強をすることであり、英語を話せるということが大前提となります。英語力が足りなければ単位取得や卒業はおろか、まず入学すらできません。英語を学ぶ為に通うESLとははっきり言って次元が違います。
私は英語力がギリギリのlevelで現地の専門学校に入学したので、1日2教科各2chapter進んでいく授業speedについていくことがやっとでした。さらに、report, presentation, examと怒涛のscheduleです。英語力の高いclassmatesは週末は息抜きできていたようですが、英語最下級戦士の私は入学後数ヶ月は土日も返上、週7で課題や予習復習に追われていました。勿論これらは全て英語です。
専門学校を卒業する頃には、格段に英語力が上がっているのは言うまでも無く、気付けば全てのことを英語でこなすことが当たり前のlevelに到達することができます。


インターンシップするべし
カナダで3番目の規模であり、海に面していることから昔からbusinessの重要拠点として発展してきたバンクーバーでは、インターンシップ生を受け入れる環境が整っています。これはバンクーバー留学での大きな魅力になるでしょう。
インターンシップであろうが仕事に携わるわけであり、学校とofficeではまるで環境が違います。仕事をすることが当たり前であり、colleagueとの英語でのcommunicationは必要最低条件です。海外の友人との日常会話とは、一味も二味も違うことは火を見るより明らかです。
日本で社会人経験のない学生さんにとっては、海外で社会人経験を得られるbig chanceです。社会人経験のある留学生の方にとっては、インターンシップということから仕事の責任もある程度限られるので、物足りない時もあるかもしれませんが、海外での業務、business sceneで英語を使用したという経験は、大きな自信となること間違いありません。
私はバンクーバーで貿易関連会社でインターンシップ生として働きましたが、co-workerをはじめ、bossやmanagerとも色々な話をしましたし、業務面も評価してもらい責任の範囲内で最大限に仕事をさせてもらうことができました。この経験は、日本社会では得ることは難しいので、大きな自信と糧になり、日本で外国人staffと仕事をする現在の自分に大きく貢献しています。
インターンシップの環境に恵まれたバンクーバーに留学するのであれば、インターンシップは絶対にオススメです。

Conclusion
いかがでしたでしょうか?
これらは私が実際に体験し、またこの目で色々な人を見て感じたことを正直に書いたものです。
あなたが本気で英語力をバンクーバー留学生活の中で上げたいのであれば、
- 周りに流されず、自身の意識を高く保ち
- 日本語環境とは一定の距離を置いて
- 専門学校以上の学校への留学や、インターンシップといった高いhurdleを設定する
これらを肝に銘じ実行すれば、語学力だけでなく様々な能力を向上させることができるでしょう。
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