みなさん、こんにちは。
留学先をカナダのバンクーバーに決めたはいいものの、バンクーバーは日本人が多いので、日本語環境に浸かってしまわないか、英語力が上がるのか、不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
もしくは、既にバンクーバーに滞在しているものの、日本人やアジア人の多さに飽き飽きしている留学生もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、バンクーバーでどのような留学生活を送れば、英語力を上げることができるか、バンクーバーのビジネスカレッジで遊ぶ暇もないほど勉強漬けとなった私が、自身の経験を踏まえてシェアさせていただきます。
英語環境を自ら作るべし
これはどの国どの都市に留学しても当てはまることですが、日本人や日本語コミュニティの多いバンクーバーでは尚更です。
具体的な例を挙げれば、
- 学校以外の時間でも、机に向かう時間を取る
- 新しく覚えた単語を実戦で積極的に使う
- TV、ラジオなど意識して英語を浴び続ける
- 街中で無料で配られている新聞に毎日目を通す
- ネットサーフィン、SNSは全て英語で行う
- 日本人の友人とも英語で会話する
このような日々の小さなアクションの積み重ね、意識の差は、半年後、1年後に大きな差になると断言できます。
本気で英語力を上げたいのであれば、海外留学をしたからと油断せず、自分自身の意識を高く保ち、24時間365日英語を浴び続ける環境を自ら作りましょう。
意識の高い人間とつるめ
本気で英語力を上げたいのであれば、人を国籍で判断するのではなく、しっかりとした目的意識を持った友人知人と時間をともにしましょう。
留学すると海外の友人がたくさんでき、そこそこ英語でコミュニケーションがとれるようになります。パーティーをしたり旅行へ出かけたりと、日本ではなかなか味わうことのできない体験ができ、とても楽しいものです。
しかし、楽しいだけにどっぷり浸かっていると、大した英語力も付かずに留学を終えることになります。残念ながらそのような日本人留学生は少なくありません。
正直なところ、外国人であっても日本人であっても、目的意識の低い留学生は、同じ国籍同士で母国語で話していることが多いです。
反対に、意識の高い留学生であれば、国籍を問わず同じ国籍同士で母国語で話すということはほとんどしません。英語力だけではなく、様々な部分で自分に良い影響を与えてくれます。
例えば、私がビジネスカレッジに通っていた時は、タイミングよろしくなく日本人学生が多いという状況でした。しかし、みな学習意識も英語力も高く、どんなときも英語で会話するというのが当たり前。国籍関係なく意識の高い友人と切磋琢磨したことで、私の英語力もつられて向上しました。
ジャパレスで働くな
バンクーバーには腐るほど多くの日本食レストラン(ジャパレス)がありますが、そこで働くことはおすすめしません。
ジャパレスで働くということは
- スタッフはほぼ日本人、会話は日本語と、ほぼ日本と同じ環境
- 貴重な時間を単純労働に費やす
- 時給がすこぶる低い($10/h前後。さらにここからtaxが引かれる)
など、英語力の向上、時間の使い方、賃金、どれをとっても生産的ではありません。
ジャパレスが多いということは、語学力に不安がある留学生にとっては良い労働環境です。仕事がなかなか見つからないため、資金が枯渇し強制帰国といった危機に陥る可能性も極めて低いでしょう。
しかし、なぜ留学をする(している)のか、今一度思い出してください。
ほとんどの留学生の留学目的は、英語力を上げるため、様々な異文化体験をするため、現地の専門学校や大学で専門分野を学ぶためのはずです。日本にいるのと大差ない環境で、アルバイトをするために留学したという留学生はほぼいないでしょう。
ジャパレスで働かないための2つの方法
そうは言っても、現地で長期滞在するためには、お金が必要という方も多いことでしょう。
では、ジャパレスで働かずに資金面の問題を解決するには、どうしたら良いでしょうか?
日本人のいない、もしくは極めて少ない環境で働く
これは当たり前のことですが、それなりの語学力が必要になるので、少々ハードルが高くなります。
しかし、これが可能であれば、現地で生きた英語を使う最高のシチュエーションになります。生活費を稼ぎながら英語力も伸ばせるので、正に一石二鳥です。
留学前に充分な留学資金を用意する
英語力向上に集中するために、留学前にあらかじめ充分な資金を用意することで、留学先で留学中の時間を有効利用することができます。
留学前はとにかく1日でも早く留学先に行きたいと考えがちです。しかし、留学資金を作るという点では、日本で働いたほうがてっとり早く簡単に稼げます。
ならば、日本にいるうちにわずか数ヶ月だけ多く働き、充分な資金を用意してから留学をするほうが、留学中の時間を有意義に使え、英語力もその分向上させることができます。
専門学校以上の学校に通うべし
バンクーバーへ留学するのであれば、専門学校や大学に通うことを強く推奨します。理由は2つあります。
校内公用語が完全に英語
専門学校以上に通うということは、英語を使ってある分野の勉強をすることであり、英語の読み書きや会話ができるということが大前提となります。
英語力が足りなければ、単位取得や卒業はおろか入学すらできません。英語を学ぶ為に通うESLとは、はっきり言って次元が違います。
通常ESLには日本人が多く、それぞれ留学目的も違うため、日本人同士で日本語でつるんでしまうということもありがちです。
また、バンクーバー市内では多くの日本人をみかけますし、日本語もよく耳に入ってきます。日本語だけで生活できてしまうような環境もあるので、気を抜けば日本にいるのと大して変わらない生活にどっぷり浸かる恐れがあります。
しかし、専門学校以上の学校に通うと、そのような環境から自然と距離をおくことができます。
課題などが多く、遊んでばかりいられない
専門学校以上での環境では、日々の予習復習は当たり前、さらに、レポート、プレゼンテーション、テストと怒涛のカリキュラムです。
私は現地専門学校で国際貿易コースを専攻しましたが、1日2教科、各教科毎日1チャプター進んでいく授業スピードに、ついていくことがやっとでした。
英語力の高いクラスメイトは週末は息抜きできていたようですが、私の場合は英語力がギリギリだったので、入学後数ヶ月は土日も返上、週7で課題や予習復習に追われていました。
つまり、日本語環境に身を置く時間など一切ないのです。
インターンシップするべし
バンクーバー留学するのであれば、インターンシップもおすすめです。
バンクーバーはカナダで3番目の規模の都市であり、太平洋に面していることから、ビジネスの重要拠点として発展してきたため、インターンシップ生を受け入れる環境が整っています。これはバンクーバー留学の大きな魅力です。
インターンシップは実際に現地で会社勤めをするので、学校とはまるで違った環境に身を置くことができます。
実際に働いたり、職業体験が目的のため、職場での英語のコミュニケーションは必要最低条件です。ビジネス環境では、報連相や交渉事も必要になるので、海外の友人との日常会話と全く異なってくるということは想像に難しくないでしょう。
社会人経験のない方
日本で社会人経験のない学生の方にとっては、海外で社会人経験を得られるビッグチャンスです。インターンシップ後、そのまま現地で働き続けることも、本人の実力次第で十分可能です。
日本に帰国したとしても、英語をビジネスシーンで使用してきたという実績は、その他の留学生とも圧倒的に差別化できるので、就職活動でも大きなアドバンテージになります。
社会人経験のある方
社会人経験のある留学生の方にとっては、少々物足りなく感じる時もあるかもしれません。インターンシップという性質上、仕事の責任もある程度限られてしまうからです。
しかし、海外のビジネスシーンという、言語も文化も日本とは全く異なった場所で働いたという経験は、大きな自信と糧になることは間違いありません。
私はバンクーバーの貿易関連会社でインターンシップ生として働きましたが、同僚やボスとも様々な話をしました。ボスに直談判をして、通常のインターンシップ生の枠を超えた一般業務も、責任の範囲内で最大限に仕事をさせてもらえました。
海外でのインターンシップの経験は、その後のグローバルなビジネスシーンで働くうえで、大きく貢献したことは言うまでもないでしょう。
インターンシップの環境に恵まれたバンクーバーに留学するのであれば、インターンシップは絶対にオススメです。
Conclusion
いかがでしたでしょうか?
今回シェアさせていただいた内容は、実際に私がバンクーバー留学中に見て聞いてトライして体験したことです。
あなたがバンクーバー留学生活の中で本気で英語力を上げたいのであれば、
- 英語環境を自らつくる
- 目的意識の高い友人知人と時間をともにする
- ジャパレスのような日本語環境から一定の距離を置く
- 専門学校以上の学校へ通学する
- インターンシップにトライする
を心がけてバンクーバーライフをおくりましょう。
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