ハノイの旅2日目。
ハノイから南へ約100km、世界複合遺産のチャンアンがあるニンビンへ。
ニンビンへは鉄道で向かいます。
前略、ハノイ駅より

出発はハノイ駅。
一国の首都の名を冠した駅ではあるが、割とこじんまりとした駅。
前夜に購入しておいた列車の乗車券を握りしめ、プラットホームへ。

単刀直入に、列車クソボロいぜ(笑)
東南アジアの国鉄系は、みんなこんな感じだけど。

実は、車内はそれほどボロくない。
ただ、列車が走り出すまではエアコンが稼働してなく、車内が蒸し風呂状態でクソ熱い。
エアコンが稼働し始めれば不快ではございません。
ボラれそうになった話
乗車券を購入した際に、危うくボラれそうになったので注意。
乗車券をチケットカウンターで購入した際、金額の桁を間違えて支払ってしまったのだが、チケットカウンターのおばちゃんは何食わぬ顔で、僅かなお釣りと乗車券をよこしてきます。
どこか違和感を感じ、事前に調べておいた金額を確認すると、やはり桁違いの金額を支払っていたことに気付く。
すぐに先ほどのおばちゃんに問いただしに行くと、正しいお釣りを渡したとしゃーしゃーと嘘をつくではないか。
このBABAAAAAAAAAA!!!
最終的におばちゃんは観念し、余分に支払った金を渋い顔して返してくれたのですが。
支払金額を間違えても、それを「多すぎよ」なんて親切に言われることはベトナムでは稀(何回か桁間違いで払った記憶が)。
ベトナムの通貨単位は桁がバカデカく、慣れないうちは混乱するので、慌てずにしっかり金額を確認しながら支払うようにしましょう。
ニンビンに到着

所要時間約2時間半。ニンビン駅に到着。
駅から外に出ると、これでもかと言うほどのタクシーの客引きが攻めてくる。
とりあえず全シカトして事前に取っておいた宿へ向かう。
なお、駅前は特段栄えているわけでもなく、小さな宿や食堂がいくつかある程度。
駅は新舎で駅前も綺麗だが、どこか寂しい雰囲気。おそらく、これから徐々に開発されていくのでしょう。
世界複合遺産、チャンアンを巡る

宿に着き、ちょろっと腹ごしらえしてから、宿でスクーターを借りてチャンアンへ。

まずは、ペトロステーションに寄って給油。
その後、宿のスタッフにもらった手作り地図を片手に進むも若干迷う。

なんだかんだで、チャンアン到着。
連なる石灰岩の奇岩群と、ベトナムっぽい建物が良い雰囲気を醸し出してます。
アジア系のファミリーやカップル、欧米系のバックパッカーなど、色んな旅人が訪れています。

ボートツアーは3種のコースがあり、その中で地図上一番長そうなコースを選択。
船乗り場から順に乗船します。スペイン人バックパッカーの兄ちゃんと相乗りで出発。

天気にも恵まれ、絶好のボートツアー巡り。
なお、基本船頭のおばちゃんが一人でボートを漕ぎます。
船を漕ぐ音以外、耳に入ってくる音はありません。静寂の中、ゆっくりと河を進みながら、しばし絶景を楽しむ。

途中、何か所かお寺やら祠に上陸し参拝します。上陸時間はそれぞれ5~10分程度。

こんな狭い洞窟にも入っていきます。座ってても頭がぶつかるくらいのとこを、おばちゃんが巧みの技術で舵を取って進みます。さすが、プロのなせる業です。

コース序盤は景色を楽しみすぎて、大して良い写真を撮れていないのだけれど。もうこの写真も水面一杯草生えてるし(笑)
なお、このあたりから相方のJoshua(既述のスペインの兄ちゃん)と2人で船頭のおばちゃんの代わりにボートを漕ぎます。
普通は僕らが漕ぐ必要はないのだが、長時間レディーに肉体労働させるのはいただけないので、半ば強制的にしばし休憩してもらうことにします。

道中、こんな乙な橋なんかも見かけます。
しかしながら、自分たちで身体動かして先に進むのは滅茶苦茶楽しい。
他のボートに張り合ったりして、気づけば僕らのボートだけ異様にスピードが速い。

ただし、そのペースは長くは続きません。すぐにバテます。もはやかませ犬です。
さすが、この道のロープー(プロ)の船頭のおばちゃん、ペース配分といいスタミナといい脱帽です。
そんなこんなで、2時間ちょっとのボートツアーもあっという間に終了。
大満足で、おばちゃんへのチップも弾んじゃいました。
僕もJoshuaも日差しの強い中、気合いの入ったボート漕ぎで体力を消耗。お互い宿に戻ることに。
すっかり意気投合したのでインスタを交換。彼はこれからベトナムを南へ縦断するとのことなので、旅の健闘を祈り、それぞれ帰路へ着いた。
旅のアドバイス
ニンビン観光時のポイントをいくつかシェアします。
チャンアンボートツアー時の持ち物
チャンアンのボートツアー時は、約2時間前後ボートの上で太陽の日差しに晒されるので、以下の装備をしておくことをおすすめします。
レンタルバイク
スクーターは宿やニンビン駅付近でも借りられます。
ただし、ベトナムでは排気量50ccを超えるバイクや車の運転にはベトナムの運転免許証が必要で、国際運転免許証は認められません。
ほとんどのスクーターは排気量50cc以上のため、我々外国人観光客は違法運転となり、お巡りさんに捕まれば取り締まりの対象となります。
チャンアンでは、多くの外国人(主に欧米人)がレンタルバイクを利用していたので、おそらく警察も厳しく取り締まってはいないのかと思いますが、このことを留意の上、ご自身の責任で利用可否を判断しましょう。