こんにちは。
英語は大きく分けて、イギリス英語とアメリカ英語の2つがありますが、日本では戦後教育の影響でアメリカ英語が主流です。
しかし、英語を一から勉強したい方、語学留学先を検討している方は、イギリス英語とアメリカ英語の違いが気になる方も多いと思われます。
そこで、今回はイギリス英語の特徴とあわせ、イギリス英語がベースのオーストラリア英語の特徴を、アメリカ英語と比較していきます。
イギリス英語
イギリス英語とアメリカ英語には、スペル・発音・単語に大きな違いがあります。
スペル
イギリス英語とアメリカ英語には、以下のようなスペルの違いがあります。
| イギリス英語 | アメリカ英語 |
|---|---|
| centre | center |
| realise | realize |
| colour | color |
| get, got, got | get, got, gotten |
イギリス英語は、語尾が”re”,”se”,”our”と表記されたり、過去分詞が過去形と同じものになります(例:getの過去形・過去分詞)
PCやスマホがアメリカ英語の設定になっていると、イギリス英語のスペルで入力するとミススペルと認識されます。

PCやスマホがアメリカ英語の設定になっていると、イギリス英語のスペルで入力するとミススペルと認識されます
発音
発音では、下記のとおり“a”の発音が違うことが多いです。
| イギリス英語 | アメリカ英語 | |
|---|---|---|
| tomato | təmάːtəʊ (トマート) | təméɪṭoʊ (トメイトゥ) |
| can’t | kάːnt (カーント) | kˈæːnt (キャント) |
日本人の多くの方は、アメリカ英語の発音の方が身近かと思われます。
単語
単語の違いは挙げるとキリがないですが、以下のようなものがあります。
| イギリス英語 | アメリカ英語 | |
|---|---|---|
| フライドポテト | chips | fries |
| エレベーター | lift | elevator |
| 薬局 | pharmacy | drug store |
| スーパーマーケット | superstore | supermarket |
日本でも日常的に話される、エレベーター、ドラッグストア、スーパーマーケットは、アメリカ英語です。
オーストラリア英語
オーストラリア英語は、イギリス人がオーストラリアへ入植したという歴史から、ベースがイギリス英語のため、基本的な文法やスペルはイギリス英語です。
その昔、イギリスからオーストラリアに移住した人たちが、ロンドンの下町なまりの英語を話していて、それがオーストラリア英語になったとも言われています(諸説あり)
オーストラリア英語には特有の”なまり”がありますが、詳細は下記の記事にまとめてあるので、是非あわせてチェックしてみてください。
勉強するならアメリカ英語が良いのか?
世界の政治・経済・文化はアメリカが中心となっている現状や、アメリカ英語の方が日本人に身近なことから、イギリス英語やオーストラリア英語を勉強するのに抵抗がある方も少なくないかもしれません。
結論からいうと、相手とコミュニケーションがとれるのであれば、アメリカ英語でもイギリス英語でも、どちらでも問題ありません。
英語は世界の共通言語なので、中東系、インド系、スパニッシュ系をはじめ、日本人や韓国人など、みな独特のアクセントがあり、ネイティブスピーカーでも聞き取りづらいことがあるので、イギリス英語とアメリカ英語の細かな違いは気にする必要はないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
イギリス英語とオーストラリア英語は、スペル・発音・単語がアメリカ英語と異なります。
スペルは語尾がre, se, ourだったり、過去分詞の形が過去形と同じで、発音は”a”の発音が異なる場合が多く、単語に関しては全く違うものが多いです。
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