オーストラリア英語って訛りがあるっていうけど…
ワーキングホリデーや語学留学先を検討している人であれば、1度は考えることでしょう。なまりの懸念から、留学先をカナダなど他の国にする方もいますが、実際のところはどうなのでしょうか?
ということで今回は、オーストラリアのパースとブリスベンに語学留学、そしてウルルにも旅した私の体験談も含めてシェアしていきます。
代表的なオージーアクセントとスラング
オージーアクセントやスラングで最も有名なものが、“a”をéɪ(エイ)ではなくάɪ(アイ)と発音することです。このクセの強弱にはかなりの個人差があり、私のオーストラリア人の友人や現地のバイト先の同僚たちも、ほとんどクセのない人からかなり強い人まで様々です。
代表的なオージーアクセントや具体例には、下記のようなものがあります。
Good day, mate?
代表的なAussie English. 意味は「元気?」で、日本人にお馴染みのhow are you? と同じように使われます。
発音は、カタカナ表記すると、Aussie accentで「グッダイ、マイト」となります。しかしながら、How’s it going? やHow’re you doing?と言うのがオーストラリアでも一般的です。
旅の途中でAussieと出会うことがあれば、Good day, mate?と話しかけてみましょう。陽気なAussieと秒速で仲良くなること間違いなしです。
Safe
ウルル(エアーズロック)でHarley Davidsonを借りた際に、shopのおっちゃんが「サイフ」と言ってました。一瞬、「財布がどうした?」と思いましたが、会話の流れで安全という意味の”safe”と理解することができました。

Jail
刑務所という意味です。別に現地で悪いことをしたわけではありませんよ。
発音記号はdʒéɪl、カタカナ読みするのであれば一般的には「ジェイル」です。しかしながら、この単語を現地で覚えた私の発音は「ジャイル」で、一般的な単語の発音がdʒéɪlということを結構長い間知りませんでした。正に現地で覚えた正真正銘のAussie Englishです。
Damon
私のAussieの兄貴分の名前ですが、「デイモン」ではなく、皆「ダイモン」と呼びます。しばらくspellingを知らなかったので、初めて知ったときは驚きました。
Native speakers’s conversation
オーストラリア出身のオネーチャンとイギリス出身のオネーチャンのオージースラング当てトークが面白いので、本場の英語を聞いてみてはいかがでしょうか?
大都市ではなまりが少ない
私が主に過ごしたオーストラリア第3の都市Brisbane (ブリスベン)では、Aussie accentがキツイと感じることは1年の留学生活で記憶にありません。現在では、大都市では訛りは少ないと言われますが、その通りなのかもしれません。
正直なところ、1か月だけ過ごしたPerth (パース)では、英語超初級者で簡単な英単語すら知らない状態だったため、訛りの有無は全くわかりませんでした。
反対にUluru (エアーズロック)に旅行した時は、かなり訛りがキツイなと感じました。英語に少し慣れた頃ということも考えられますが、地方都市では訛りがありました。このへんは日本や諸外国と同じですね。
現地の人が話す英語はBritish English(イギリス英語)なので、発音はアメリカ英語とは一部異なりますが、なまりといった面では代表的な大都市であれば、あまり気にする必要はないでしょう。

語学学校で教わる英語は、キレイなイギリス英語
語学学校は「英語」を学ぶ学校です。ですから、学校側の用意するprogramでは、クセのないキレイなイギリス英語が学べるようになっています。
また、教える立場である先生たちも、発音や文法などにクセやなまりがないように学校側から指導されており、定期的に講習などを受けるなど、一定基準を満たすように管理されています。
また、授業のtopicとしてAussie slangに触れることもありますが、基本的に語学学校で習う英語はキレイなイギリス英語であり、オージーなまりを心配する必要はありません。

Conclusion
いかがでしたでしょうか?
たしかにオーストラリア英語にはオージーなまりというものが存在し、“a”をéɪ(エイ)ではなくάɪ(アイ)と発音する傾向にあるのが特徴です。
語学留学を検討している方にとって、なまりは懸念事項となりますが、大都市圏では英語の訛りは強くなく、語学学校で習う英語もキレイなイギリス英語なので、過度に心配する必要はないかと思います。
私はイギリス英語とオーストラリア英語をベースに勉強し、バックパッカーとして世界を旅したり、外資企業で世界各国の人たちと仕事をしてきましたが、不便を感じたことはなく逆にオージーとの会話もスムーズにこなしてきました。
英語が母国語ではない私たち日本人にとっては、英語学習をする際に細かなクセやなまりは気にしすぎることはないでしょう。
