みなさん、オラ!
ペルー旅行時の移動は飛行機か長距離バスが一般的ですが、できるだけ予算を節約したい場合は長距離バス移動がかかせません。
そこで今回は、ペルー国内でおすすめのバス会社・クルスデルスールについて、実際にペルーをバスで旅した筆者が徹底解説いたします。
クルス・デル・スールとは?

クルス・デル・スールは、ペルーで1960年に創業された老舗のバス会社です。
ラグジュアリーさと丁寧なサービスがウリで、料金はペルーの物価からするとお高めですが、欧米人旅行者を中心に人気があります。
ペルーには料金が割安なオルメーニョ社などのバス会社もありバックパッカーにも需要がありますが、セキュリティや快適さを求めるのであれば、クルス・デル・スールバスがおすすめです。
セキュリティ

南米では旅慣れしていても、セキュリティに関しては細心の注意を払う必要があります。
クルス・デル・スール社では、乗車時にIDや荷物チェックがあり、出発前にも全乗客をバススタッフがビデオカメラで撮影するなど防犯が徹底されているので、万が一のトラブルの際も安心です。
座席の種類
クルス・デル・スール社のバスには、全5種類の座席グレードがあります。
代表的なグレードは下記の3種類です。
Confort Suite

最上級グレードの座席は、コンフォートスイートです。
シートは180度フルフラットにでき、座席に搭載されるスクリーンも他のグレードよりも大きめの15インチです。
リマ~アレキパ間の便などで、一部使用されています。
Cruzero Suite

リマ~クスコやリマ~ナスカ間の便の上位シートとして使用されているのが、クルーゼロスイートです。
幅が広くクッション性も高いシートは160度リクライニングでき、レッグレストも備わっているので移動中も快適に眠れます。

クスコからリマの移動で利用しましたが、約1日かかる道中も快適に過ごせました。
Cruzero Evolution

リマ~ナスカ間の便などで使用されているのが、クルーゼロ・エボリューション。
クルーゼロスイートと比べると、シートの重厚感やシート幅は控えめですが、バス1階席のリクライニングは160度、2階席なら140度可能で、レッグレストも付いているので充分快適です。

リマ~ナスカ間の移動で2階席を利用しましたが、7時間前後の道のりでも充分快適でした。
食事

クルス・デル・スール社バスでは、移動時間に応じて食事や軽食が複数回提供されます。
ただし、食事に関しては正直なところあまり期待しない方が良いです(笑)
スタッフや設備を観察したところ、冷蔵庫などの設備はなさそうで、食料やソフトドリンクは常温保管されている可能性が高く、ネット上の情報でもお腹を下す乗客も散見。
ということで、胃腸がデリケートな僕は、長いバス移動の道中で腹を下すのも嫌なので、サラダやヨーグルトなどの生ものは食べませんでした。
ほかのヨーロッパ系の乗客も、食べてない方が多かったです。
車内にトイレはありますが、胃腸の弱い方は気をつけましょう。
エンターテインメント

各座席にはタッチスクリーン式のモニター(上記画像)が備わっています。
言語はスペイン語、一部英語対応がありますが、日本語対応はもちろんないのであしからず。
映画や音楽はペルーのものが多いですが、僕がナスカ~リマ間で乗車した時は「メリーに首ったけ」がスペイン語字幕で上映されていました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ペルーや南米での移動は長距離バスが必要不可欠ですが、セキュリティや快適さを求めるならクルス・デル・スールのバスがおすすめです。
快適な分、料金は他社と比べると割高ですが、安全面や体調管理を考えると決して高くはないでしょう。
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