【最新版】タイ国鉄(SRT)列車の路線・種類・クラス等を徹底解説

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みなさん、サワディークラップ!

近年、タイ国内の長距離移動は、飛行機やバスが一般的ですが、たまにはゆっくり鉄道の旅なども風情があっておすすめです。

そこで今回は、タイ国鉄(SRT)の列車について、実際に何度もタイ国鉄で旅をしたことのある筆者が徹底解説いたします。

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タイ国鉄の鉄道網・路線

バンコクからパダンブサール(マレーシア)間を運行する、南線の寝台列車

タイ国鉄は1890年に設立されたタイの国営鉄道会社で、首都バンコクを中心に国内各地を結んでいます。

タイ国鉄の主要路線は、大きく下記の4つに分けられます。

  • 北線:バンコクからチェンマイまでのタイ北部を結ぶ路線。
  • 東線:バンコクからカンボジアとの国境の街・アランヤプラテートまでを結ぶ路線。
  • 南線:バンコクからハートヤイ、ハートヤイからはスンガイコーロクまでの南東方面と、マレーシアのパダンブサール駅までの南方面へ2つに分岐する、マレー半島を縦断する路線。
  • 東北線:バンコクからナコーンラーチャシーマー(以下コラート)、コラートからはノーンカーイまでの北方面とウボンラチャタニーまでの東方面へ2つに分岐する路線。
出典:Thailand Train

なお、長距離列車と近郊列車があり(貨物車等を除く)、全ての路線の拠点となる駅は、バンコクのクルンテープ・アピワット中央駅(バンスー中央駅)になります。

以前まで拠点となっていたクルンテープ駅(フワランポーン駅)からは、一部の近郊列車のみが発着しています。

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列車の種類

アユタヤを経由し、コラート方面を運行する東北線車両

タイ国鉄の列車の種類には、以下の7種類があります。

列車の種類

  • Special Express CNR(寝台特急)
  • Special Express(特急)
  • Special Express DRC(ディーゼル特急)
  • Express(急行)
  • Rapid(快速)
  • Commuter(通勤)
  • Ordinary(普通)

速度・所要時間・運賃は、列車の種類によって変わります。

Ordinary(普通)の列車は、もっとも速度が遅く停車駅も多くなり所要時間が長くなりますが、運賃はもっとも安くなります。

Special Express(特急)系の列車は、速度が速く停車駅も少ないため所要時間が短くなり、運賃は高くなります。

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座席グレード

タイ国鉄の座席のクラスは1~3等まであり、座席やエアコンの有無など全5種類あります。

1等

出典:Seat61.com

1等クラスはエアコン付きの個室寝台で、全席指定席になります。

部屋には小さな洗面台、タオルや石鹸なども用意されていて、1等車両内にはトイレやシャワーもあります。

また、食堂車両にも接続しているので、料理を注文して運んでもらったり、食堂車両に食事をしに行くことも可能です。

1等車両には中古の日本車両などいくつか種類がありますが、2016年11月に運行を開始した中国製の車両が最新の車両になります(上記画像)。

2等

2等クラスには、寝台(エアコン)、座席(エアコン)、座席(扇風機)の3種類があり、全席指定席になります。

2等寝台(エアコン) ボックスシート仕様

寝台(エアコン)は、長距離移動の夜行列車で多く使用されていて、通常はボックスシート(上記画像)になっていますが、夜になると国鉄スタッフによって寝台仕様(下記画像)になります。

2等寝台(エアコン) 寝台仕様

寝台には上段と下段があり、両方にカーテンが付いているので、プライベート空間を確保できます。

下段寝台には窓があり、スペースも少し広く快適な分、上段に比べ少し運賃が高くなっています。

上段寝台は窓がなく、スペースも下段と比べると少し狭い分、下段に比べ割安な運賃になります。

なお、2等寝台車両の後方には、トイレと洗面台があります。

2等座席(エアコン)

2等座席(エアコン)は、エアコンの効いた車両で進行方向を向いた座席の配列になっています。

年季の入ったシートが多いですが、シートの厚みもありリクライニングもできるので、数時間の移動であっても快適です。

2等座席(扇風機)は、2等エアコンの座席と同じですが、エアコンではなく扇風機になります。

2等クラスの運賃は、2等寝台(下段)>2等寝台(上段)>2等座席(エアコン)>2等座席(扇風機)となります。

3等

3等座席は、エアコンなし(扇風機)のボックスシートで、すべて自由席になります。

座席は薄いクッションが付いているタイプ(上記画像)、クッションのない木製タイプ、近郊列車ではロングシートの車両もあります。

ちなみに、木製座席は長時間座っていると尻が痛くなるので覚悟しましょう。

なお、3等座席は昔ながらのタイの鉄道の旅情を味わえますが、一般的にはタイのローカルの方々が利用していることが多いです。

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食堂車両

南線を運行する列車の食堂車両

列車によっては食堂車両があり、通常車列の前方に編成されています。

車列の後方に編成される2等寝台・座席を利用する場合は、前方にある食堂車両を利用する機会は少ないかもしれませんが、ここで食事をするのも鉄道旅の風情があって良さそうですね。

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チケット購入方法

出典:タイ国鉄公式サイト

切符はタイ国鉄の公式サイトで30日前から、駅の窓口では60日前から購入できます。

ネット購入であれば、クレジットカード払いが可能で、eメールで受領したeチケット(QRコード記載)で乗車可能なので便利でおすすめです。

タイ国鉄公式サイトではないサイトからもチケット購入が可能ですが、余分な手数料を取られるので、公式サイト経由で購入したほうが良いです。

なお、公式サイトからのeメールはタイ語のため、迷惑メールに自動振り分けされることが多いので注意しましょう。

ちなみに、ネット決済であれば、もっともお得な為替レート(ミッドマーケットレート)で支払い決済ができるWISEデビットカードがおすすめで、僕も海外ではWISEデビットカードをメインに使っています。

WISEデビットカードの詳細につきましては、下記の記事にまとめてありますので、是非参考にしてみてください。

参考:タイ国鉄チケット購入公式サイト(英語)

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

タイ国鉄(SRT)は、バンコクを起点に国内に大きく4路線あり、7種類の列車、3クラス全5種類の座席があります。

電車の切符は、各駅の窓口でも購入できますが、タイ国鉄の公式サイトでオンライン購入がおすすめです。

その他、タイ関連記事も下記にまとめてありますので、是非参考にしてみてください。

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