みなさん、マガンダンアラウ。
フィリピンには世界遺産が6つあり、フィリピン国内に点在していますが、首都マニラから比較的かんたんに訪れることができるのが、ルソン島北部にあるスペイン統治時代の街並みが残る古都ビガンです。
そこで今回は、実際に僕が足を運んだビガンの観光スポットや見どころを、厳選してシェアいたします。
ビガン観光のおすすめ滞在日数
ビガンは小さな街で見どころは市内の中心地に集まっているので、丸一日あれば見て周ることできます。
ただし、ビガンは昼と夜で街の雰囲気が変わり、両方の時間帯を見て周るのがおすすめなので、最低でも1泊2日は滞在したいところです。
朝から晩まで動き回るのではなくゆったりまったり過ごしたい方は、2泊3日くらいすると良いでしょう。
なお、ビガンは週末が観光客が多くより賑わっていて、欧米人がぼちぼち、フィリピンの方々が多い印象で、日本人は見かけませんでした。
ビガンの周遊方法
ビガンの観光スポットや見どころは、徒歩でも十分見て回れますが、お好みでトライシクルやカレッサを利用しても良いでしょう。
トライシクルは小型バイクに屋根付きのサイドカーのようなものがついた乗り物(上記画像)で、ローカルの人達のポピュラーな移動手段となっています。
トライシクルの運賃の相場は、市内中心地の南側にあるパルタスのバスターミナルから、ビガンの観光スポットの1つであるバンタイ教会まで利用しても、わずか40ペソ(約108円)と非常にリーズナブルです。
上記の区間はトライシクルで約10分弱の距離ですが、ビガン観光ではこれ以上の距離を移動することもあまりないと思われるので、参考にしてみてください。
古いスペインの街並みが残るビガンの雰囲気をより味わいたい方は、カレッサ(馬車)に乗るのもありでしょう。
現在ではカレッサは観光客向けの乗り物ですが、石畳の通りをパカラパカラと馬車に乗って周遊するのも風情があって良きです。
ビガンの観光スポット&見どころ
ビガンの絶対に見ておきたい、おすすめの観光スポットや見どころは下記の4箇所です。
クリソロゴ通り
ビガン観光でもっとも人気の観光スポットが、スペイン調の建造物が残るクリソロゴ通りです。
フィリピンにいることを忘れてしまうような、カレッサが行き交うスペイン風の街並みは、昼も夜も楽しめます。
夜になるとクリソロゴ通りにはレストランのテラス席が作られ、夜の風景を楽しみながら夕食を楽しむこともできます。
なお、クリソロゴ通りはビガンの中心地を南北に縦断する通りですが、写真映えする雰囲気のある見どころはクリソロゴ通りの北側で、お土産屋さんなども並んでいます。
セント・ポール・メトロポリタン大聖堂(ビガン大聖堂)
ビガン中心地の北側にあるのがセント・ポール・メトロポリタン大聖堂(ビガン大聖堂)です。
1578年に木材と藁葺き屋根の礼拝堂として建てられ、地震による被害などで建て直されたのち教会となり、現在の大聖堂となっています。
上記画像の通り、2024年2月現在、セント・ポール・メトロポリタン大聖堂と隣にある鐘楼は修復中で、残念ながら聖堂内には入ることができませんが、元は白く美しい外観が特徴の大聖堂のようです。
プラザ・サルセド
セント・ポール・メトロポリタン大聖堂(ビガン大聖堂)のすぐ西側にあるのが、スペイン人の探検家フアン・デ・サルセドにちなんで名付けられたプラザ・サルセドです。
毎晩19:30から30分間、光と音の噴水イルミネーションショーが行われ、観光客だけではなく地元の人達も大勢集まり盛り上がります。
噴水の周りにはひな壇型の席があるので、ショーの開始30〜60分前くらいから早めに席を確保しておけば、ゆったりショーを楽しめますよ。
バンタイ教会とバンタイベルタワー
ビガンの隣町バンタイにあるバンタイ教会とバンタイベルタワーも、ビガン旅行の際の見どころの1つです。
ビガンが属するイロコス地方でもっとも古い教会の1つであるバンタイ教会は、第二次世界大戦に損傷を受け1950年に再建されましたが、2024年2月現在、ビガン大聖堂と同じく修復工事中です。
ただし、バンタイ教会は中に入ることができ、無料で見学できます。
バンタイ教会はビガン市の北を流れるガバンツ川を渡って徒歩10分程度の場所にあるので、気軽に足を運ぶことができます。
バンタイ教会のすぐ北側にあるのがベルタワーです。
1591年に建てられた当時は街の見張り台だったため、ベルタワーからはビガンの街並みが一望できるようです。
ただし、2024年2月現在、残念ながらベルタワー周辺の敷地内には立ち入ることができず、バンタイ教会から眺めるだけとなります。
ビガン料理 おすすめレストラン&カフェ
ビガン料理でおすすめなのが、ひき肉・野菜・卵などをパイ生地に包んで揚げたエンパナーダです。
エンパナーダはスペイン発祥の料理で、スペイン語・ポルトガル語圏内で一般的な料理ですが、フィリピンのイロコス地方で独自の進化を遂げたエンパナーダは、ビガンの名物となっています。
揚げたてのエンパナーダは、外の生地はパリパリ、中の具は熱々ジューシーでたまりません。
そのエンパナーダで地元の方々に大人気なのが、Casa Jardin Empanada & Okoyというお店(上記画像)。
注文してから揚げてくれるため少々時間がかかりますが、できたてのエンパナーダをいただくことができます。
僕はおすすめされたDoble Double Specialという、肉と卵が通常の2倍というエンパナーダをダブルで注文(つまりダブルダブルスペシャルダブル)。1個120ペソ(約324円)です。
こちらのエンパナーダは1つあたりコッペパンくらいの大きさで、中には肉と玉子がぎっしり入っているのでなかなかのボリュームです。
予想していたよりも大きく、しかも揚げ物なので、2つも食べ切れるかどうか怪しいところでしたが、それほど脂っこくもなく、酢などにもつけて食べるのでサクッと食べられました。
なお、飲み物はコーラなどのソフトドリンクや水などもありますが、キューカンバーレモネードがおすすめ。
キューカンバーレモネードは、ビガン以外でもフィリピンで広く飲まれている、きゅうりの匂いがほんのりする少し甘い飲み物ですが、甘すぎずさっぱりしているので、揚げたエンパナーダと相性が良く食も進みますよ。
コーヒー好きの方には、クリソロゴ通りの北側にあるCAFE AMIANもおすすめです。
CAFE AMIANではイロコス地方のシングルオリジンコーヒーを、ハンドドリップでいただけます。
シングルオリジンコーヒーだけではなく、アメリカーノやラテ、食事やデザートも食べられるので、フィリピンのコーヒーにこだわりがない方であっても全然大丈夫です。
なお、ビガンでは珍しくクレジットカードが使えるカフェですが、僕は2回訪れて1回はクレジットカードが使えない時があったので留意しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ビガンはクリソロゴ通りをはじめとした、スペイン統治時代の街並みや建物が見どころです。
歩いてじっくり周るもよし、地元の人達のようにトライシクルで周るもよし、またはカレッサで風情を味わうのもよしです。
ビガンの街を散策しながら、名物のエンパナーダやフィリピンのコーヒーなども忘れずに堪能しましょう。
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