みなさん、マガンダンアラウ。
フィリピンには世界遺産が6つありますが、その中の1つがスペイン統治時代の街並みが残る、ルソン島北部にあるビガンの歴史地区です。
そこで今回は、フィリピンのメトロマニラ(以下マニラ)から世界遺産の街ビガンまでの行き方を、フィリピンでノマド生活中&実際に旅した筆者がシェアいたします。
マニラからビガンの行き方
首都マニラからビガンまでの距離は約400kmありますが、一般的な移動方法は下記のとおりです。
- 飛行機
- 長距離バス
飛行機移動の場合、ビガンよりも北にあるラワグという街に移動(直行便で約1時間)してから、ビガンに移動(長距離バスで約2時間)するためやや複雑です。
長距離バス移動の場合は、所要時間は約7〜9時間かかりますが、乗り継ぎなどがないので簡単でわかりやすいです。
そこでこの記事では、実際に筆者も利用した長距離バスを使ったアクセス方法を解説していきます。
長距離バス
マニラ〜ビガン間を運行するバス会社は何社かありますが、Partas(パルタス)社が予約がしやすいのでおすすめです。
マニラ〜ビガン間を運行するパルタス社バスの、概要は下記の通りです。
それぞれ詳細を解説していきます。
運賃・座席グレード
運賃は下記の通り、座席グレードや発着ターミナルによって異なります。
パサイ発着 | クバオ発着 | |
---|---|---|
デラックス | 943ペソ(約2,500円) | 920ペソ(約2,430円) |
スーパーデラックス | 984ペソ(約2,600円) | 960ペソ(約2,540円) |
ラグジュアリー | なし | 1,160ペソ(約3,070円) |
座席のグレードは、デラックス、スーパーデラックス、ラグジュアリーの3種類になります。
デラックスは、エアコンバスの4列シートで、車内にトイレが付いていたりなかったりしますが、少し古めのいわゆる普通の観光バスです。
スーパーデラックスは、エアコンバスの3列シートで、座席の足元も広めでワイドリクライニングシートになっていて、車内にトイレもあります。
ラグジュアリーは、スーパーデラックスよりも座席数がさらに少ないエアコンバスの3列シートで、より快適な仕様になっています。
座席にはUSBポートや映画やゲームができるモニターが装備されていて、もちろん車内にトイレも完備です。
僕はスケジュール的にデラックスしか選択肢がありませんでしたが、3列シートのスーパーデラックスなら長時間のバス移動も快適かと思われます。
マニラ・ビガン発着時刻
マニラ発のバスは、夕方から夜中0時にかけての出発、ビガン到着は深夜または早朝になります。
ちなみに、夜中0時発のバスは、1:45頃にアンヘレスに到着した際に、食べ物や飲み物を売る方々がバスの中に販売しにきました(寝てても目が覚めます笑)。
ビガン発のバスは、予約サイトでチケットを買う場合は、午後から夜発で、マニラ到着は深夜または早朝になります。
ビガンのバスターミナルでチケットを買う場合は、曜日によっては早朝や午前発の便もあるので、マニラには夕方か夜に到着可能です。
僕が利用した際は、往路のマニラ出発時間は約15分遅れ、復路のマニラ到着時間は1時間ほど遅れました。
バスは遅延するものだと考えて、時間に余裕をみておきましょう。
発着ターミナル
パルタス社バスは、パルタス社専用バスターミナルから発着します。
マニラ発着のバスターミナルは、パサイとクバオの2箇所になります。
パサイ・バスターミナル
パサイのバスターミナルは、ニノイ・アキノ国際空港やマカティからも近いので、観光客にとっては利便性が良いです(下記マップ参照)。
ニノイ・アキノ国際空港(ターミナル3)からは、交通渋滞などがなければGrabで約10分、料金は200ペソ(530円)程度で移動できます。
マカティからは、Grabで約15分、250ペソ(660円)前後で移動できます。
バスターミナルには、フィリピンで人気のファストフード店のJollibee(ジョリビー)や小さな小売店があります。
バスターミナルの隣にはセブンイレブンもあるので、長時間移動の前の腹ごしらえや買い出しにも困りません。
クバオ・バスターミナル
クバオのバスターミナルは、ニノイ・アキノ国際空港やマカティからは距離があるので、観光客にとっては少々使いづらいかもしれません(下記マップ参照)。
ニノイ・アキノ国際空港からは約20km強の距離にあり、タクシーやGrabを使うと1時間弱はかかりそうです(道路状況や時間帯によります)。
ビガン・バスターミナル
ビガンのバスターミナルは1か所のみで、市内中心地のやや南にあります(下記マップ参照)。
バスターミナルには小さな小売店が数件入っていて、徒歩圏内にはジョリビーやセブンイレブンもあります。
バスチケット購入方法
バスチケットは現地のバスターミナルで直接購入するか、パルタス提携の予約サイトから購入できます。
バスターミナルで購入
バスターミナルでチケット購入する、メリット・デメリットは下記の通りです。
バスターミナルでチケットを買う場合は、余計な手数料がかかりませんが、早めにターミナルに到着して現金でチケットを購入する必要があります。
ビガンからマニラへの帰路は時間が有り余っていたので、ビガンのバスターミナルでチケットを購入しました。
予約サイトで購入
予約サイトでチケット購入する、メリット・デメリットは下記の通りです。
予約サイトでチケットを買う場合は、事前にチケット購入ができるため安心ですが、手数料が200ペソ(約530円)程度かかります。
チケット予約サイトはいくつもありますが、パルタスのバスターミナルでは下記のサイトが提示されていたので参考にしてみてください。
マニラからビガンに移動する際は、時間的に余裕がなく現地の事情もわからなかったので、予約サイトで事前に購入しました。
なお、クバオ発着のバスであれば、リーズナブルな価格でサービスに定評のあるklookで、事前に日本語で予約できるので簡単で安心です。
klookアプリ初回予約限定の、5%OFFクーポンを合わせて使うと、お得に予約できるのでおすすめです。
その他の詳細につきましては、下記の公式サイトにてご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
マニラからビガン(ビガンからマニラ)までの行き方は、長距離バスかフライト移動が一般的ですが、シンプルで簡単な長距離バス移動がおすすめです。
おすすめのパルタス社バスは、マニラではパサイとクバオのターミナルから運行しているので、アクセスや発着時間など利便性が高い方を選べばよいでしょう。
チケットの購入は、時間に余裕がある方や安く購入したい方は現地ターミナルにて、事前に購入しておきたい方は手数料がかかりますが予約サイトで購入すると良いでしょう。
その他、ビガンやフィリピン関連の記事を下記にまとめてありますので、是非参考にしてみてください。