みなさん、スラマッスィアン。
インドネシアの首都ジャカルタですが、日本人に大人気のバリなどに比べると、観光スポットや見どころがないと考える方も少なくないのではないのでしょうか?
実際そのようなイメージを僕は持っていましたが、ジャカルタにはしっかり観光スポットや見どころがあるので、想像以上に楽しむことができます。
そこで今回は、実際に僕が足を運んだジャカルタの観光スポットや遊び方を、厳選してシェアいたします。
ジャカルタ観光には何日必要?
実際の体験談から、朝からしっかり周るのであれば丸1日、夜型の方やカフェやレストランなどでまったりしつつ余裕を持って周りたい方であれば2日みておくと良いと思います。
開館時間が限られている場所はなるべく早い時間にまわる、日差しの強い昼間は長めに昼食や休憩を取ったり、屋内見学ができる場所を訪れると良いでしょう。
なお、1日でジャカルタの見どころを周りたい方は、Grabカーやバイクをうまく利用すると、効率よく短時間で市内を周遊できます。
ジャカルタの観光スポット&見どころ
まず、ジャカルタを訪れた際には、下記4つの観光スポットはおさえておきましょう。
モナス(独立記念塔)
高さ132mの独立記念塔(Monumen Nasional)は、略してモナス(MONAS)と呼ばれ、ジャカルタ中心部にあるムルデカ広場にそびえる、首都ジャカルタのシンボルになっています。
スカルノ初代大統領の提案で、1961年から14年の歳月をかけ1975年に完成し、地下には歴史博物館もあります。
余談ですが、あのデヴィ夫人はスカルノ大統領の第三夫人というのは有名ですね。
なお、開館時間16時までとありますが、15時までに入場券を購入しないとモナス内を見学することができないので注意が必要です。
また、モナスはインドネシアの方々に人気があり、週末は混雑しているので留意しておきましょう。
カテドラル(ジャカルタ大聖堂)
1901年に建てられた、100年以上の歴史を誇るジャカルタのローマカトリックの大聖堂。
1829年に建てられた当初の教会が1890年に倒壊したため、翌1891年から10年の歳月をかけて再建されました。
カテドラルの前の道路を挟んで向かい側にはイスティクラル・モスク(後述)もあり、一緒に見学しやすい立地になっています。
なお、公式サイトには開館時間の記載はなく、Googleマップやその他ネット上の情報も正確性に欠けるものが多いですが、僕自身は土曜日の15時くらいに実際に足を運んでいます。
ミサなどがあれば入館できないことがあるかと思われますが、平日や土曜の朝から夕方の間であれば、おそらく開館しているものと思われます。
公式サイト(インドネシア語):http://www.katedraljakarta.or.id/
イスティクラル・モスク
イスティクラル・モスクは、モナスと同じく1961年から建設が始まり、こちらは17年かけて1978年に完成した、最大12万人を収容できる東南アジア最大のモスクです。
東ジャワ産の大理石で建てられたイスティクラル・モスクは、ジャカルタの中心地モナスのあるムルデカ広場の北東、カテドラルとは道を挟んで対面にあり、インドネシアを象徴する建物の1つになっています。
イスティクラル・モスクは、ムスリム(イスラム教徒)でなくても、内部を無料で見学することができます。
また、ガイドの方によるモスク内のツアーも催行されていて、モスクの詳細や歴史などを解説(英語)してもらえます。
諸々の説明だけではなく、綺麗に写真が撮れる場所や写真も撮ってくれたりと、ムスリムではない観光客にも非常に寛大に接してくれます。
なお、モスク内は靴を脱いで入場し、短パンやタンクトップなど肌の露出が多い服装は厳禁ですが、見学時にローブを無料で貸してもらえます。
ちなみに、モスクの外で靴入れのビニール袋が必要だからと売りつけてくる方がいますが、モスク内に靴を置いておく場所があるので不要です。
コタ地区(旧市街)
ジャカルタ北部にある旧市街のコタ地区では、オランダ統治下時代の歴史的建造物が残っているので、ジャカルタのその他の地域とは違った街並みや雰囲気を楽しめます。
Jakarta Kota駅の北側にあるファタヒラ広場周辺が観光スポットになっていて、外国人、インドネシア人問わず、多くの観光客でにぎわっています。
ファタヒラ広場にあるカラフルなレンタルバイクは、映える写真が撮れるということで有名。
とくにインドネシアの方々に人気があるようで、子どもから大人までみんな楽しそうにレンタルして周遊しています。
また、ファタヒラ広場にある、1805年に建てられたコロニアルスタイルの建物や内装の、カフェ・バタビアが人気です。
観光客向けの価格設定なので現地物価と比べると割高ですが、コタ地区を散策しつつカフェとして一服するも良し、レストランとして昼食・夕食を楽しむのも良しです。
2階の窓際の席がファタヒラ広場を眺められるので人気ですが、テーブルを確保したければ予約が必須です。
なお、1階は喫煙、2階は禁煙となっているので、禁煙席が良い方は入店した際にno smoking tableと伝えると、2階に案内してくれますよ。
ファタヒラ広場から運河沿いに北に進むと、オランダ統治時代に作られた跳ね橋などもお目にかかることができます(下記画像)。
ファタヒラ広場からは徒歩10分ほどの距離で、運河沿いも綺麗に整備されているので、熱中症対策を忘れずに散策してみましょう。
インドネシア料理・コーヒー
ジャカルタ観光の合間には、インドネシア料理やインドネシアコーヒーも是非満喫しましょう。
PIK
インドネシア料理は、ローカルレストランやショッピングモールなどでも気軽に楽しめますが、近年開発が進んでいるPIKには、多くのレストランやカフェが集まっているので、足を運んでみても良いでしょう。
中国資本で富裕層向けに開発されているためか、PIKエリア一帯は新しいチャイナタウンのような雰囲気です。
土日は激混みするようですが、平日であれば人も少ないので、ゆっくり食事を取ったり、海岸沿いを散歩することもできます(もちろん日中は激熱です)。
新開発エリアのため日本語の情報は少なく、場所も既述の観光スポットからは離れていますが、興味のある方は選択肢の1つにするのもありでしょう。
カフェ巡り
コーヒー豆といえば、中南米やアフリカ諸国のイメージが強い方も多いかもしれませんが、インドネシアのコーヒー豆生産量はブラジル、ベトナムに次ぐ世界第3位のコーヒー大国です(参考:世界のコーヒー豆 生産量 国別ランキング・推移)。
よってジャカルタ市内には、カフェチェーン店からスペシャルティコーヒーを提供するカフェまで数多くあり、しかもお手頃な価格で楽しめます。
僕が実際に足を運んだ、ジャカルタのおすすめカフェを下記の記事にまとめてありますので、是非参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ジャカルタ観光であれば、ジャカルタの象徴のモナス、カトリック教会のカテドラル、イスラム教のイスティクラル・モスク、旧市街のコタ地区の4つが鉄板です。
また、ナシゴレンをはじめとしたインドネシア料理や、インドネシア産のコーヒーも楽しむことで、ジャカルタをより満喫することができます。
その他、ジャカルタやインドネシア関連記事も下記にまとめてありますので、是非参考にしてみてください。