みなさん、メルハバ。
親日国の1つとして知られるトルコですが、その玄関口となるのが最大都市イスタンブールのイスタンブール空港になります。
そこで今回は、イスタンブール空港からイスタンブール市内への行き方の最新情報を、実際にトルコを旅した筆者がシェアいたします。
イスタンブール空港から市内への行き方
2024年5月現在、イスタンブール空港からイスタンブール市内への主な移動方法は、下記のとおりです。
この記事では、旅行者におすすめの地下鉄(メトロ)、空港バス、送迎サービスついて、その特徴とメリット・デメリットを解説していきます。
地下鉄(メトロ)
イスタンブール空港からイスタンブール市内までは、鉄道(地下鉄)で移動できます。
地下鉄(メトロ)は、2024年1月29日にガイレッテペ駅が開業したことで、格段に利便性が上がりました。
地下鉄(メトロ)移動のメリット・デメリットは下記の通りです。
電車移動はもっともリーズナブルな方法で、道路状況に左右されないので移動時間も読みやすいのがメリットです。
ただし、滞在先として人気の旧市街や新市街には、最低でも1回の乗り換えが必要になります。
イスタンブール空港駅への行き方
イスタンブール空港駅は、到着ロビーのGATE11を出て約300m(約6分)の場所にあります(上記マップ参照)。
到着ロビーに出ると、メトロの赤いUのマークで案内が出ているので、案内通りに進めば迷うことはないでしょう。
イスタンブール空港駅までの行き方は、イスタンブール空港の公式YouTubeチャンネルの動画解説もわかりやすいです。
1分程度の動画で、トルコ語や英語が分からなくてもイメージしやすいように作られているため、一度チェックしておくと安心でしょう。
イスタンブール空港駅から市内への行き方
イスタンブール空港駅から市内(旧市街・新市街)への、大まかな移動方法は下記のとおりです。
İstanbul Havalimanı(イスタンブール空港)駅
↓ M11ライン(薄紫)
Gayrettepe(ガイレッテペ)駅
↓ M2ライン(緑)
新市街・旧市街方面へ
※上記の色は、路線図の色を表しています。
イスタンブール空港駅からイスタンブール市内の新市街や旧市街へ行くためには、ガイレッテペ駅でM2ラインに乗り換えが必要です。
新市街であれば、M2ラインのタクスィム駅周辺が観光拠点として利便性が良いですが、タクスィム駅までであれば乗り換えは1回で済みます。
旧市街であれば、スルタンアフメット駅周辺が観光拠点として良いですが、スルタンアフメット駅までは2〜3回の乗り換えが必要になります。
料金・所要時間など
イスタンブール空港駅からガイレッテペ駅の、運行時間、運賃、所要時間などは下記のとおりです。
地下鉄(メトロ)移動の場合、乗換駅のガイレッテペ駅までの運賃が110円程度と、最安で移動することができるので、できるだけコストを安く抑えたい方におすすめです。
空港バス(エアポートバス)
イスタンブール空港からイスタンブール市内の主要エリアまでは、空港バス(エアポートバス)でも移動できます。
エアポートバス移動のメリット・デメリットは下記の通りです。
エアポートバス移動は、電車と比べれば割高な運賃ですが、乗り換えがなく荷物を自分で運ぶ必要がないので、目的地まで楽に移動できます。
ただし、朝や夕方などのラッシュアワーは、移動時間が長くなるので留意しておきましょう。
バス乗り場
エアポートバスは、イスタンブール空港の地下にあるバスターミナルで発着します。
バスターミナルへの行き方は、空港到着ロビーの出口の方にあるエレベーターとエスカレーターでアクセスできます。
なお、バスターミナルのフロアに降りると、上の階に戻るには荷物チェックを再度受けなければならないので、トルコリラへの両替やSIMカードの購入が必要な方は、バスターミナルに移動する前に済ませておきましょう。
トルコで使えるeSIMに関しては、下記の記事にまとめてありますので、是非併せてご参考ください。
Havaist(ハワイスト) 運行路線・料金
エアポートバスは、Havaist(ハワイスト)というバス会社が、イスタンブール空港とイスタンブール市内間を11路線運行しています。
旅行者の利用度が高い便利な路線は、下記の4ルートになります。
HVIST-5 Esenler Otogar オトガル行き
HVIST-5は、イスタンブール市内の長距離バスターミナル(オトガル)へ向かうルートです。
イスタンブールに到着後、カッパドキアなどその他の都市に長距離バスで移動する方におすすめです。
所要時間と運賃は下記のとおりです(2024年5月現在)。
オトガル周辺には、イスタンブール市内を走るメトロのオトガル駅、大型ショッピングモール、宿もいくつかあるので非常に便利です。
HVIST-16 Taksim タクスィム行き
新市街に行きたい方には、HVIST-16タクスィム行きのルートがおすすめです。
所要時間と運賃は下記のとおりです(2024年5月現在)。
タクスィムのバス発着所の近くには、3つの路線が乗り入れているメトロのタクスィム駅があるので、旧市街などにも足を延ばしやすいです。
また、新市街の見どころのタクスィム広場やイスティクラール通りもすぐそばにあります。
HVIST-12 Aksaray Metro アクサライメトロ行き
旧市街方面に行きたい方には、HVIST-12アクサライメトロ行きのルートがおすすめです。
所要時間と運賃は下記のとおりです(2024年5月現在)。
アクサライメトロのバス発着所は、地下鉄駅のアクサライ駅にあります。
旧市街のスルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)やアヤソフィアなどに行く場合は、トラムに乗り換えて、スルタンアフメット駅まで移動する必要があります。
HVIST-14 Kadıköy カドゥキョイ行き
イスタンブールのアジア側に行きたい方には、HVIST-14カドゥキョイ行きのルートがおすすめです。
所要時間と運賃は下記のとおりです(2024年5月現在)。
イスタンブールのアジア側を拠点にする旅行者は少ないかと思われますが、フェリーターミナル前発着なのでアクセス良好です。
チケット購入方法
バスチケットは、下記の方法で購入できます。
Havaist公式サイトは英語翻訳が一部機能していないので、Googleの自動翻訳を英語に設定しておくと支払い手続きがしやすいです。
なお、カード決済であれば、もっともお得なミッドマーケットレートとわずかな手数料で、支払い決済とATMで現金引き出しができるWISEデビットカードがおすすめで、僕も愛用しています。
カード決済だけではなく、ATMからの現金引き出しも同条件ででき、出金手数料も毎月2回・最大3万円まで無料なので非常にお得です。
WISEデビットカードの詳細につきましては、下記の記事にまとめてありますので、是非あわせて参考にしてみてください。
送迎サービス
イスタンブール空港から市内のホテルまで、最速最短で楽に移動したい方は、送迎サービスの利用がおすすめです。
送迎サービスのメリット・デメリットは下記の通りです。
送迎サービスはもっとも楽で快適な移動手段ですが、もっともコストが高くなります。
慣れない海外で公共の交通機関やタクシー利用が不安な方、とにかく快適に移動したい方におすすめです。
手配の方法
送迎サービスの手配は、滞在先のホテルやオンライン旅行会社で事前に予約できます。
オンライン旅行会社であれば、リーズナブルな価格でサービスに定評のあるklookなどがあります。
新車から3年未満のメルセデス・スプリンターバンか類似の車両で送迎してもらえ、ゴルフバック等の大きな荷物も無料で運んでもらえます。
その他の詳細につきましては、下記の公式サイトにてご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
旅行者におすすめのイスタンブール空港から市内への行き方は、地下鉄(メトロ)、空港バス(エアポートバス)、送迎サービスの3つになります。
地下鉄(メトロ)移動は、最安料金で空港から市内に移動できるので、コストをできるだけ抑えたい方におすすめです。
空港バス(エアポートバス)は、電車移動よりは割高になりますが、荷物の持ち運びや乗り換えをせずに目的地のバス停まで移動できるので、少々割高でも快適に移動したい方におすすめです。
送迎サービスは、もっとも割高な移動手段ですが、空港から滞在先のホテルまでdoor to doorで移動できるので、最速最短で楽に移動したい方や公共の交通機関を使うのが不安な方におすすめです。
その他、トルコ関連記事も下記にまとめてありますので、是非参考にしてみてください。