近年、アメリカで白人警察官による、黒人殺害といった悲惨なニュースが頻発しています。
人種差別に対するデモは世界中に広がっていますが、アメリカで人種差別が後を絶たないのは何故なのでしょうか?
人種差別の原因を考える

世界の歴史上、白人が世界を支配してきたという大きな事実があります。
反対に、黒人は奴隷として、アジア各国は植民地として、白人社会に屈服してきた時代があります。
つまり、白人が作ったルールが正義であり、白人が偉い、他の人種は劣っているという、白人至上主義に繋がっているということは否定できないでしょう。
また、黒人→経済的貧困→犯罪を犯してしまう、といった負の連鎖や偏見もあります。
人種差別は黒人に対してだけではない

アメリカで人種差別を受けているのは黒人の方たちで、我々日本人は人種差別を受けていないと考える方もいるかもしれません。
しかし、日本人を含むアジア人で、人種差別を受けたことがないという方は極めて少ないでしょう。
日本人は先人が長年積み重ねたイメージや評判によって、アジア人の中では人種差別されることは少ないかもしれません。
それでも、侮辱されるような差別的な態度を取られることはあります。
アメリカ人の中には、日本人はパールハーバーで騙し討ちをした民族、と考える方も少なからずいることでしょう。
また、アジア人は欧米人に比べると、男女ともに骨格が小さいことから、劣っていると判断されがちです。
海外では黒人に対する人種差別だけではなく、アジア人に対する人種差別も往々にしてあるのです。
人種差別の実体験

世界を旅していると、人種差別を受けることが時々あります。
アメリカでは、西海岸(シアトルやロサンゼルス)よりも東海岸(ニューヨーク、ワシントンDC、フィラデルフィア)でその傾向が強かったというのが個人的な印象。
西海岸では比較的フレンドリーで陽気な人たちが多く、それほで不快な思いをしたことはありません。
シアトルでは、日本人アスリートや日本企業が多く進出している影響もあるでしょう。
ロサンゼルスには、リトルトーキョー(Little Tokyo)があり、古くから日本人も住んでいますし、暖かい気候も影響しているかもしれません。
対照的に、東海岸のニューヨーク、ワシントンDC、フィラデルフィアには愛想のよろしくない方も多く、差別的な態度を取る方も多かったというのが正直なところ。
中でも一番気分を害したのは、フィラデルフィアの独立記念館を訪れたときでした。
アメリカ建国の地ということもあり、警備体制のかなり厳しい場所でしたが、セキュリティスタッフ(全員白人)は、観光客と世間話をしたりしてました。
ところが僕の順番になると、露骨に態度が変わりました。
軽く挨拶をして世間話をしても、”huh?”と嫌悪感を露わにし「お前とは話さねーよ」と言わんばかり。他の白人旅行者との対応の違いは、見るも明らかでした。
残念ながら、今でもアメリカでは人種差別が根強く残っているというのが現状です。
人種差別をする側になっていないか?

ここまで見てみると、我々日本人やアジア人は、人種差別を受ける側の被害者と感じるかもしれません。
しかし、本当にそうでしょうか?
もしかしたら、気づかない間に人種差別をする側になっているかもしれません。
日本在住の方も多い、アジア・東南アジアの方々に、偏見や差別はありませんか?
外国人に対する過剰なデモ、ヘイトスピーチは人種差別ではないのでしょうか?
人種差別は欧米だけで起きているわけではなく、日本でも少なからず起きていて、対岸の火事ではないのです。
まとめ
ほぼ同一民族から成る島国で暮らす日本人にとって、リアルな人種差別を想像するのは難しいかもしれませんが、人種差別は黒人の方に対してだけではなく、アジア人に対しても往々にしてあります。
どこの国であれ、相手が誰であれ、国籍、性別、宗教、肌や目の色といった外見で人を差別することは、ケツの穴の小さい人間がする格好悪いことです。
世界から人種差別を根絶するのは、相当の時間を要することでしょう。
しかし、一人の日本人として、一人の人間として、世界に恥じない本当の意味でグローバルなカッコイイ人間でありたいものです。
この記事を通して、世界中で起きている人種差別の現状を、少しでも理解して頂ければ幸いです。
最後に、一連の事件で命を落とされた全ての犠牲者の方々のご冥福をお祈り致します。
R.I.P for all victims.








