みなさん、サワディークラップ。
先日、タイの友人から結婚式を挙げるとの連絡を受け、急遽日本の友人らとタイのナコーンラーチャシーマー(以下コラート)まで結婚式に参列してきました。
そこで今回は、タイのリアルな結婚式の雰囲気をシェアいたします。
バンコクからコラートへ
コラートはタイ東北地方(イサーン)の最大都市&タイで3番目に大きい都市で、バンコクから北東へ約250kmにあります。
バンコクからコラートまでは長距離バスや列車で約4時間、日本の成田空港からバンコクまでは直行便で約6時間かかるのでそこそこの長旅。
僕らはモーチット・マイ(北バスターミナル)から出発の長距離バスで移動することにしたため、近くのチャトゥチャック市場(ウィークエンドマーケット)周辺の宿に1泊することに。

翌日、ウィークエンドマーケットで昼食をとってから、モーチット・マイへ。
タイの友人曰く、VIPバスが快適でおすすめとのこと。
しかし、バスターミナルのおばちゃんにこれで大丈夫だと勧められるがままバスチケットを購入したら、1つグレードの低いバスに乗る羽目に(笑)

特別VIPでもない普通の長距離バスに揺られ約4時間、コラートの街の北にある新バスターミナルに到着。
ターミナルで出待ちしているトゥクトゥクのおっちゃんに、滞在先のホテル(結婚式場に併設)の場所を伝えて向かいます。
独身最後の晩餐

無事、ホテルに到着。
すでに式場は準備の真っ只中。ちなみに、結婚式は外でやるようです。
コラートの花嫁と久々の再会をし、幸せ太りしたななんて雑談から、今夜はみんなで最後の晩餐でも食べに行こうということに。
夕食までの時間は、頼んであった民族衣装の試着をしたり、ご祝儀を用意したりと割とバタバタ。
そうこうしているうちに、オーストラリア留学以来の再会となる台湾人の友人とも合流。
なお、タイの結婚式のご祝儀の相場は、友人であれば1000バーツ程包むのが相場のようです。
ということで、チームジャパンは日本のご祝儀袋にタイバーツを包み、和泰折衷仕様で各々納めることにします。

新郎新婦とも合流し、彼女らの友人や親戚の方とも一緒に、ホテルからちょっと離れた街のローカルレストランへ。
大勢でテーブルを囲んで食べる食事は、やっぱり楽しい。
食後は友人らとともに、ナイトマーケットにちょろっと遊びに行くことに。
ナイトマーケットでは、昆虫の揚げ物屋さんを発見し、ジャン負けで食べていくゲームを慣行。
最終的に、全員が全ての昆虫を食べるまでホテルには帰れないわけだが、意外においしいという新たな発見。百聞は一食に如かず。
なお、タイの友人は食べる習慣はないようで、お土産に持ち帰ったら全力で拒否されました(笑)
結婚式当日

明朝、レセプションでご祝儀を渡し、記念の扇子を頂戴します。
さらに、何種類かある新郎新婦のポラロイドを1つ選び、メッセージを添えてレセプションのオネーチャンに渡します。
それにしても、王冠被った友人もあたりをプラプラしており、新婦登場まで顔を合わせない日本の式とは違って、ゆるい感じが新鮮。

いよいよ式が始まります。
まずは、新郎がご親族と友人を引き連れて行進です。
女性陣は草みたいのを持って、新郎陣営の行方を阻みます。この草はこれからの人生で立ちはだかる壁を表しているようです。

新郎は迎え撃つ女性陣の質問やリクエストに答えていきます。
複数か国語でI love youと叫んだり、これから嫁を力強く守っていく証明として腕立て伏せをさせられるなど、バラエティにとんだリクエストがたくさん。
なお、この間、新婦は何やら高いところから、文字通り高みの見物(笑)
もちろん全てタイ語で全然わからないので、タイの友人にちょいちょい通訳してもらいます。

このくだりが終わると、新郎が新婦を迎えに行って2人でメインステージに登場。
着席するとわらわら始まります。
親族の方々が新郎新婦の周りを囲んで、セレモニー的な雰囲気になっていきます。

宣誓書のようなものを取り交わす儀式など、タイ語なので詳細不明ですがいろいろ行われます。
お互いに何やら食べさせあうくだりもあります。日本のウェディングケーキのくだりと同じでしょうか?
タイの結婚式は全体的にキッチリカッチリしておらず、いつでも写真を撮ったり、離席して飲み物を飲んだりなど結構自由にやれます。
ということで、僕もちょろちょろ歩き回ってみることにします。

さっき新郎新婦が食べさせあってた一品が、我々参列者にも振舞われています。甘そうで甘くない一品のこちらを美味しく頂きました。
しばらく式が進むと、新郎新婦と写真が撮れるタイムになります。
女性は皆同じ民族衣装を身に纏っていて、ナーラックマック(とても美しい)。
男連中の場合、民族衣装を召しているのはまさかの我らガイジンチームのみ。現地の方はみんなお揃いのスーツでした。最近こういうのが流行ってるようです。

写真タイムが落ち着いたところでご飯タイム。
大皿で運ばれた料理を取っていく中華スタイルで、僕らは屋外テーブルでしたが屋内にもテーブルがあり、グループごとにテーブルが割り振られています。
親族の方と思われる方々は、屋内のホールみたいなところで、日本の披露宴風な催しをしながら食事をされていました。
ご飯タイムが終わったら、最後に参列者全員で記念撮影。
これは日本の結婚式で最後撮るやつと同じような感じでした(写真は全員にボカシをいれるの面倒なので割愛)。
おまけ
当日夜は、新婚夫妻が僕らガイジンチームを自宅に招待してくれ、庭先で飲み食いしながら談笑しました。
結婚初夜は特別なのでみんな気を使ってましたが、はるばるタイまで来てくれたからと僕たちをもてなしてくれ、夜遅くまで楽しく過ごしました。
