アジア、否、今や世界随一の歓楽街の一つとなったマカオ。
ネオンライトでギラついたユニークな形の高級ホテルが乱立し、その中では一攫千金を夢見た世界中のギャンブラーがカジノで大枚を叩く。
そんなど派手な印象が強いマカオだが、「マカオ歴史市街地区」として世界文化遺産登録されていることは言うまでもないでしょう。
その歴史地区は、22の建物と8つの広場で構成されていますが、そのほとんどがマカオ半島南部、中心部に密集しています。
そこで今回は、その密集エリアに絞って街巡りをしてきたので、我ながらセンスのない画像と共にお送りいたします。
とりあえずここだけは押さえたい
歴史地区22の建物と8つの広場のうち、世界遺産に興味がない諸兄姉にもとりあえず行っておいていただきたい場所2か所がこちら。
聖ポール天主堂跡

世界遺産構成建造物で一等有名なのがこちら、聖ポール天主堂。
17世紀の初めに建てられ、1835年の火災でこちらの正面の壁一枚を残しほぼ焼失し現在に至る。
朽ち果てた壁と言ってしまえば聞こえは悪いのだが、細部にわたる彫刻は今もなお美しい。また、このような巨大な建造物が、日本の江戸初期に建てられたと考えると感慨深い。
なお、中段にある4体の像の右から2番目は、日本でもおなじみフランシスコ・ザビエルさんらしい。
早朝か夕暮れ時に訪れるべし
抜群の人気を誇るため、上の画像からもわかるとおり、天主堂前の階段は人でごった返し。
自撮りで浮かれる若者から三脚でガチ撮影するカメラ好きまで、人の映り込みを避けた写真撮影はもはや皆無。
インスタ映えする写真をお望みであれば、人が少ないであろう早朝かサンセットがキレイな夕暮れ時を狙いたい。なお、ガッカリ写真を一枚。

嗚呼。。。
今にも崩れそうな聖ポール天主堂はこのように支えられている。あまり見たくない気もするが、これが真実。
広島の原爆ドームもそうだが、歴史上後世に伝えたい世界遺産というものにはこういう処置も必要なのだろう。
セナド広場

聖ポール天主堂跡と同じくおさえておきたいのが、こちらのセナド広場。
残念ながら、こちらも昼は人でごった返しだが、夜になると人も少なくイルミネーションがキレイなのでオススメ。
なお、お土産の類を購入するならセナド広場近辺で物色すると手っ取り早い。

その他、世界文化遺産構成建築物
その他、21の建物と7つの広場からいくつかをピックアップ。
聖ヨセフ聖堂

フランシスコ・ザビエル氏の骨の一部が納骨されている教会。
聖ローレンス教会

今思うと、マカオの教会はクリーム色が多い。
聖オーガスティン教会

私が訪れた時には中に入れず。改修工事中らしい。
大堂(カテドラル)

教会4つ目となるとやや飽きてくる。信仰心のない私めをお許しください。
聖ドミニコ教会

セナド広場近くにある教会。ここまでの中で見た目は一番綺麗で美しいが、如何せん隣の建物がイケてない。。。
何となくポルトガル飯のようなものを食べてみる

街歩きは腹が減るので、適当にクレジットカード払い対応の店に飛び込んでみる。(マカオの通貨、パタカ不所持につき)
写真では小さく見えるがボリュームは明らかに2人前。しかも、リゾット的なものの中に見える緑色の物体はまさかのコリアンダー(パクチー)。
出された食事は残さず食べろと幼少期より育てられた性分、全てを喰らうも今にも吐き出しそうな状態で店を後にする。
なお、セナド広場近くにあるので立ち寄りやすいが、観光客向けのカフェでローカル感は薄い。
特段おすすめはしないが、気になる方はどーぞ。
その他、街の様子
マカオは古き中国(アジア)感満載の街並みの中に、ポツポツとポルトガル領時代の教会や広場が点在していて、和洋折衷ごちゃ混ぜな街。そんなマカオの一面を少しだけどーぞ。

街中のサイン。
この画像だけ見ると東洋の街には見えないが。

こんな一面もある。
路駐の車はBMWですが。

街中の地図

有名なお茶屋らしい

福隆新街。店がやってるのかやってないのかよくわからん風景。
夜が盛り上がるとか何とか。
プレイ中だったので撮影は遠慮したが、軒下で中国式麻雀をしている集団(家族?)もちらほら。ちなみに、本場の麻雀牌は日本のものより2回りほどデカイ。
まとめ
マカオの街並みいかがでしたか?
画力の低さに全然イメージが伝わってないかもしれませんが、少しでもマカオに行ってみたくなって頂けたのであればと。
なお、マカオは階段や坂の上り下りが多いので、履きなれたスニーカーで街歩きが吉。
また、街の詳細情報やレストラン情報が豊富な「地球の歩き方 マカオ」を持参すると、よりマカオを楽しめます。
香港メインの地球の歩き方はマカオの情報が少ないため、どちらかをご自身の旅のプランに合わせて用意すると良いでしょう。