こんにちは、ノマドFXトレーダー(FP)のこういちです。
FXの自動売買(システムトレード、EA)の情報はネット上に溢れているものの、「本当に利益が出るのか?」「デメリットやリスクは大きくないのか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、マネースクエアの自動売買「トラリピ」を実際に5.5か月運用しているFX歴16年の筆者が、運用実績をもとにメリット・デメリット・運用のコツなどを解説します。
実際に運用した結果を公開しているので、トラリピの自動売買が気になっている方は参考にしてみてください。
【結論】トラリピFXの自動売買は儲かるのか?

結論からいうと、100万円の証拠金で自動売買を5.5か月稼働させて、約2.9万円の利益(利益率2.91%)となっています。
ただし、自動売買の特性や16年のFXトレード経験から考えると、未来永劫ずっと儲かるシステム、完全にほったらかしでリスクなく稼げるシステムは存在しないといえます。
そのため、自動売買の強みと弱みを理解した上で、システムを稼働させる必要があります。
トラリピとは?
トラリピとは、マネースクエア独自の注文方法で、あらかじめ設定した価格帯に注文を並べて自動売買を繰り返します。
トラリピの自動売買は、以下の特徴があります。
トラリピには、選択型の「トラリピ戦略リスト」、リピート型の「トラリピ」の自動売買があるので、FXや自動売買の知識や経験を問わず誰でも使いやすいです。
自動売買の稼働時は、PCやスマホアプリの起動は不要なので、常にマーケットに張り付いている必要はありません。
また、取引手数料はかからず、最小取引単位は1000通貨なので、運用資金が多くなくても自動売買を始められやすいです。
さらに、トラリピの取引や条件に応じて、JALマイルも貯められます。

トラリピの自動売買では、旅行の資金とJALマイルを貯められるので、旅好き投資家にはうれしいです
トラリピの詳細は下記の公式サイトでも、わかりやすく解説されているのでチェックしてみてください。
トラリピ戦略リストの特徴

選択型の「トラリピ戦略リスト」は、あらかじめ用意されている戦略(通貨ペア)を選ぶだけで自動売買ができます(上記画像)
注文数量やレンジ幅を調整することもできますが、そのままの設定で稼働させられるので、FXや自動売買の初心者の方におすすめです。

僕もトラリピ戦略リストから戦略を選んで、トラリピの運用を始めました
戦略リストには常時10個前後の戦略が用意されていて、相場環境によって戦略が終了したり、新しい戦略が追加されます。
トラリピの特徴

リピート型の「トラリピ」は、通貨ペア、新規取引の方向(買い・売り)、レンジ幅、注文本数、取引数量、利確幅を自分で決めて自動売買を稼働させます。
決済トレール、ストップロス(損切り)、レンジシフトなどの細かい設定もできます。

レンジ幅や利確幅を自分で決める必要があるので、FXや自動売買に慣れている方向けです
トラリピの運用実績

実際に2026年4月より、証拠金100万円でトラリピ(トラリピ戦略リスト含む)を稼働させています。
これまでの運用実績は以下のとおり。
運用を開始してから、英政治の混乱、ドル円が約40年ぶり高値まで上昇、日米協調介入、日銀の利上げ加速、世界的な債券売りなど、色々なことが起きています。

このような環境下の中、収益は控えめですがリスクを抑えながら安定して稼働していると感じています
損益詳細(月次・週次)
トレード損益と利益率を、月次・週次で以下に記録しておきます。
各月の損益・利益率および獲得マイルは以下のとおり。
| 期間 | 確定損益 | 月間利益率 | 獲得マイル | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 4月 | 2,223円 | 0.22% | 14マイル | トラリピ戦略リスト(EUR/GBP Half&Half戦略)で1か月稼働 |
| 5月 | 17円 | 0.002% | 0マイル | 稼働ストップし様子見 |
| 6月 | 3,197円 | 0.32% | 95マイル | トラリピで再稼働 |
| 7月 | 3,345円 | 0.33% | 163マイル | |
| 8月 | 2,276円 | 0.23% | 217マイル | |
| 9月 | 5,329円 | 0.53% | 172マイル | |
| 10月 | 12,759円 | 1.26% | 126マイル | 10/17現在 |
トラリピFXの自動売買を始めた初月の4月は、トラリピ戦略リストから戦略を選びました。
翌5月は、選んだ戦略の取引頻度が少なかったこと、イギリスの政治懸念も出ていたため、稼働を停止して様子見。6月以降は、トラリピに移行して独自の設定で運用しています。
各週ごとのトレード詳細は以下のとおり。
| 期間 | トラリピ 確定損益 | 決済回数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1週目 (4/6~4/10) | 0円 | 0円 | 4/7 トラリピ戦略リストにて稼働開始 |
| 2週目 (4/13~4/17) | 0円 | 0円 | |
| 3週目 (4/20~4/24) | 1,515円 | 2回 | |
| 4週目 (4/27~5/1) | 725円 | 2回 | 5/1 保有ポジションをほぼ建値で決済し稼働停止 |
| 5/2~5/31 | 稼働ストップし様子見 | ||
| 5週目 (6/1~6/5) | 416円 | 2回 | 6/1 トラリピで再稼働 |
| 6週目 (6/8~6/12) | 736円 | 1回 | |
| 7週目 (6/15~6/19) | 0円 | 0回 | |
| 8週目 (6/22~6/26) | 2,045円 | 3回 | |
| 9週目 (6/29~7/3) | 0円 | 0回 | |
| 10週目 (7/6~7/10) | 0円 | 0回 | |
| 11週目 (7/13~7/17) | 2,657円 | 4回 | |
| 12週目 (7/20~7/24) | 0円 | 0回 | |
| 13週目 (7/27~7/31) | 688円 | 1回 | |
| 14週目 (8/3~8/7) | 0円 | 0回 | |
| 15週目 (8/10~8/14) | 1,556円 | 2回 | |
| 16週目 (8/17~8/21) | 0円 | 0回 | |
| 17週目 (8/24~8/28) | 720円 | 1回 | |
| 18週目 (8/31~9/4) | 0円 | 0回 | |
| 19週目 (9/7~9/11) | 2,525円 | 5回 | |
| 20週目 (9/14~9/18) | 1,402円 | 2回 | |
| 21週目 (9/21~9/25) | 0円 | 0回 | |
| 22週目 (9/28~10/2) | 5,407円 | 5回 | |
| 23週目 (10/5~10/9) | 6,724円 | 6回 | |
| 24週目 (10/12~10/16) | 2,030円 | 3回 |
なお、トラリピ移行後のロット数(通貨数量)は、1注文当たり2000通貨です。

リスクはコントロールできているものの、自動売買が止まることも多く、設定の難しさを感じていますが、これはこれで学びがあって楽しいです(笑)
トラリピFXの自動売買 メリット・デメリット

トラリピの自動売買を実際に5.5か月稼働させて感じた、メリット・デメリットは下記のとおり。
自動売買で人気のリピート型の「トラリピ」だけでなく、選択型の「トラリピ戦略リスト」もあるので、初心者から上級者まで非常に使いやすいです。
また、日本時間の深夜~早朝(NY時間の午後)に約定してることも多く、自分が寝ている間でもトレードチャンスを逃さない点はメリットといえます。
自動売買の取引や、一定の条件を満たすとJALマイルが貯まるのもお得感があります。
一方で、ボラティリティが急激に高まった局面やトレンド発生時でも、トレンドに逆らう形でナンピン注文が入り続けるため、短期トレーダーにとっては不安に感じる場面もあります。
さらに、自動売買は基本的に含み損のポジションを長期間抱え、損切りも行われないため、トレード経験が長い人ほど少し怖く感じるかもしれません。
なお、設定レンジ幅を超えると自動売買の稼働が止まるので、収益が止まり、戦略の再設定が必要になります。
トラリピFXの自動売買 向いている人・向いてない人

トラリピFXの自動売買は裁量トレードとは異なるので、人によって向き不向きがあります。
向いてる人、向いてない人は下記のとおり。
本業などがありマーケットを常に見てられない方、感情を排して機械的にトレードしたい方、限られた時間の中でも相場・取引口座・自動売買の稼働状況を定期的にチェックできる方には、トラリピFXの自動売買は向いています。
一方、勉強をせずに楽をして短期間で大きな収益を上げたいと考えている方や、自動売買を完全に放置して最低限のチェックすらしたくない方には、自動売買はおすすめできません。
自動売買はほったらかしでもリスクなく簡単に稼げる魔法のツールではないので、相場状況や口座の状態を確認しながら、適切に管理して運用していくことが大切です。
トラリピFXの自動売買 運用のコツ

トラリピFXの自動売買は、システムを稼働させたら完全にほったらかしにするのではなく、相場・ポジション・口座の状況に応じて、下記のような調整や管理が必要だと考えています。
自動売買のデメリットを補うためにも、通貨数や注文間隔を調整し、余裕のある安全マージンを確保することが重要です。
また、口座の証拠金維持率を注意深くチェックし、急激にボラが高まったりトレンドが発生した場合は、状況に応じて自動売買をオフにしたり、既存ポジションを整理する判断も必要になります。

ただし裁量を入れすぎると、自動売買のメリットも薄れてしまうので、対応は必要最低限にとどめましょう
なお、含み損のポジションを長期間保有するケースも多いため、スワップポイントがプラスになる方向でポジションを持っていると精神的にも楽です。
まとめ
この記事では、トラリピFXの自動売買の種類や運用実績、メリット・デメリット、運用のコツを解説しました。
自動売買といっても相場や口座状況の定期的なチェックは必要ですが、選択型の「トラリピ戦略リスト」なら初心者の方でも始めやすく、慣れてきたらリピート型の「トラリピ」にステップアップもできます。
今後も運用と検証を継続し、自動売買がどのようにワークするのかを更新していきます。
トラリピの自動売買に興味がある方は、少額から試してみると実際に使い勝手がわかるので、まずは公式サイトで詳細を確認してみてください。






