ワーホリ留学生に警告する

ワーキングホリデー制度などを利用して海外留学をする(している)みなさんの多くは、語学習得が目的というのがほとんどでしょう。そしてその中には、将来は英語を使う仕事をしたい、海外で働きたい、国を問わず国籍を問わずglobalな仕事をしたい、と考えている方も多いことでしょう。

しかし、ここで1つ警告させていただきたい!

現実はそう甘くない!!!

 

こう言い切れるのは、なんとなく語学留学し帰国したは良いが、思い描いた英語を使う環境に身を置けず、働く上で「英語」という条件を諦めなければならなかった友人知人を多く見てきたからです。

この記事を見てくださっているあなたには、ご自身の思い描いた通りの素敵な環境に是非身を置いていただきたい。そこで今回は少しでもお役に立てるよう、seriouslogicalな記事を書かせていただきます。

心配することなかれ!敵を知り己を知れば百戦して危うからず。

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毎年何人の日本人が留学しているのか?

2017年3月に文科省より発表されたlatest data(2015年度)を参考に分析してみましょう。

独立行政法人日本学生支援機構が実施している「協定等に基づく日本人学生留学状況調査」によると、2015年の留学者数は84,456人、そのうち英語圏(USA, カナダ、オーストラリア、イギリス、フィリピン)への留学者数は約44,000人とその半分以上を占めます(参考:日本人の海外留学状況)。

次に、毎年ワーキングホリデーを利用した語学留学生はどのくらいいるでしょうか?

  • オーストラリア 10,579(うちセカンドワーホリ2,040人含む) – 2014年度ワーホリビザ発給数
  • ニュージーランド 4,000人前後 – 例年のワーホリビザ発給数
  • カナダ 6,500人 – 2014年度ワーホリビザ発給数
  • イギリス 1,000人 – 2014年度ワーホリビザ発給数
  • アイルランド 400人 – 2014年度ワーホリビザ発給定員数

英語圏に翔ぶワーホリ学生ざっと22,500人。なお、この数字に学生ビザによる語学留学生は含まれません。また、公用語が中国語と英語である香港、低cost・短期間で語学留学できると近年人気のフィリピン、イタリアのシチリア島の南にある英語公用語の国マルタ共和国などに留学する人もいますが、同じくこの数字には含まれていません。In addition, はなから海外の高校や大学に入学するeliteな方もいらっしゃいますが、このような方々も上記数字には含まれていません。

つまるところ、日本の大学が把握している英語圏への留学生約44,000人+上記ワーホリ生約22,500人+他=合計最低でも毎年66,500人+α以上の学生が、英語圏に留学していることになります。

日本人の海外留学が年々減少していると言われている昨今ですが、これだけ多くの人たちが毎年英語圏に留学しているというのが現状です。将来何かしらの英語に関わる道を選ぶことを考慮した場合、competitorがこれだけいるということを認識しておいたほうが賢明でしょう。

あなたのrivalは日本人留学生だけではない!

さて、英語圏へ留学する志高き日本人が、どのくらいいるかを把握することができました。

しかし、あなたのrivalは何も日本人留学生だけではありません。英語圏育ちの帰国子女の皆さんや、有能な外国人の方々もいるのです。英語やその他各々の母国語を操りながら、日本語を流暢に話すbilingual, trilingualの方が日本にはたくさんいます。

私の友人知人だけをみても英語を母国語とするnative speaker、nativeではないが流暢な英語・母国語・日本語と数カ国語を駆使するツワモノが大勢います。もはや語学力だけでいうならば、並みの日本人では到底敵いません。

英語を駆使してworldwideな仕事をしたいのであれば、あなたのrivalnationalityを問わないworldwideな人たちと認識しておいたほうが良いでしょう。

留学経験のない猛者も多い

留学経験がなくても英語が好きだ、得意だという人も腐るほどいます。仕事という名の現場で叩き上げた人、外語大学生または出身者、international schoolに通っている(いた)人、外国人の友人知人と交流が盛んな人など、語学猛者は多いのです。

正直なところ、読み書きだけなら、遊び半分で留学している人たちよりも、上記のような人たちのほうがよっぽど語学力が高いと言えるでしょう。ただ単に海外留学をして英語できる感に浸って満足していると、帰国後に「留学してたのに英語力大したことないね」となりかねません。

Business sceneで求められるのは語学力だけではありませんが、最低でも彼ら/彼女らと肩を並べる程度のskillが必要だということは言うまでもないでしょう。

 「ワーホリ留学してました」「留学経験ありでTOEIC700点未満」は評価に値せず

ワーホリ留学を否定する気も、TOEIC scoreによる語学力の格付けをする気もさらさらございません。ひとくくりにワーホリだからlevelが低い、TOEIC900点だから語学力が高いとは言い切れないからです。しかし、残念ながら日本の世間様はそのようには見なしてくれません。

知人の転職consultantによると、留学経験があってもTOEIC700点未満程度だと、多くの企業が「本当に英語使えるの?留学中何してたの?」と考えるとのこと(留学期間や内容によります)。仮に英語がべらぼうに話せたとしても、留学期間が1~2年程度でlow scoreだったりすると、大した語学力は持っていないだろうと高を括られてしまうことも多いようです。

また、ワーホリ留学に関しても期待値は低いというのが現状です。下はある転職紹介会社のquestionnaireの一部を抜粋したものですが、ワーキングホリデーと正規留学とでは認識が異なるということがお分かりになるかと思います。あくまで、語学を含む異文化を学ぶholidayという認識なのでしょう。

ですから、ワーホリ留学生は、「ワーホリだけどしっかりやってきた!」という、能力なり数字なりのpersuasiveな裏付けが必要なのです。

questionnaire

Conclusion

何事も楽しんでやることが大事ですので、型にはまって馬鹿真面目に勉強することが良いわけではありません。しかしながら、現実は多くの語学猛者がひしめき、また実社会では最低限のlevelとしてそれなりの語学力が求められるのです。「英語を駆使することは当たり前」という状態まで持っていく必要があるのです。

実際に世界で当たり前のように英語を使用している日本人は、間違いなく死ぬほど英語と向き合った時期があるはずです。冒頭に述べたように、将来は英語を使う仕事をしたい、海外で働きたい、国を問わず国籍を問わずglobalな仕事をしたい、と考えているワーホリ留学生の皆さんには、覚悟を決めて、または褌を締めなおして頑張って頂けたらと思います。

為せば成る、為さねば成らぬ何事も。

敵を知り己を知れば百戦して危うからず。

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